日本代表に何が欠けていたのか? データに見るブラジル戦の敗因…王国に勝った項目も

日本代表「チャレンジ成功率ランキング」

 日本の選手個々で「チャレンジ成功率」を見ると、トップはMF長谷部誠の100%ながら回数は3回と少なく、そうした場面が限られていた。2位は最終ラインで吉田麻也とCBコンビを組んだ槙野の89%で、一定の強さを見せたと言える。チーム最多タイの総数15回をマークした山口蛍が3位で73%、同じく15回で67%の吉田が4位と続いている。

 不慣れなトップ下の位置に入ったMF井手口は総数10回、成功率が60%の5位。相手のアンカーに入ったMFカゼミーロを主に見る役割を担い、一定の数字は残したものの、十分に機能したとは言い難い。ネイマールやマルセロと対峙する機会が多かった右サイドバックの酒井宏は53%で6位となっている。

■日本代表「チャレンジ成功率ランキング」(vsブラジル戦)
※GK川島除く、カッコ内は左が総数、右が成功数。◆先発出場、▲途中出場

1位 MF長谷部 100%(3 / 3)◆(出場時間70分)
2位 DF槙野 89%(9 / 8)
2位 MF山口 73%(15 / 11)
4位 DF吉田 67%(15 / 10)
5位 MF井手口 60%(10 / 6)◆(出場時間86分)
6位 DF酒井宏 53%(15 / 8)
7位 DF長友 50%(8 / 4)
7位 FW浅野 50%(6 / 3)▲(出場時間45分)
7位 MF森岡 50%(2 / 1)▲(出場時間20分)
10位 FW乾 43%(7 / 3)▲(出場時間20分)
11位 FW大迫 38%(13 / 5)◆(出場時間80分)
12位 FW久保 33%(9 / 3)◆(出場時間45分)
13位 FW杉本 25%(4 / 1)▲(出場時間10分)
14位 FW原口 18%(11 / 2)◆(出場時間70分)
15位 MF遠藤 0%(1 / 0)▲(出場時間6分)

 

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