ドルトムント不振の理由を米メディアが分析 香川についても言及「好調の日は珍しい」

攻撃陣にも課題「創造性がほとんどない」

 そして、「アポエルのような相手には勝たなければいけなかった」と、攻撃陣について言及された3つ目の課題において香川の名前が登場する。

 現在のチームは決定力が低下。1得点あたりにシュート8.6本を要し、チャンスでのシュート成功率も25%となっている。「オーバメヤンの得点能力への過剰な依存度を露呈している」と指摘されている。

 そして、現在絶好調のアメリカ代表FWクリスティアン・プリシッチ以外のアタッカー陣の不振について触れられている。MFマリオ・ゲッツェはドイツ代表に復帰したが、「バルセロナのスター、アンドレス・イニエスタのプレーをモデルにしたようなかつての姿は見受けられない」と評価は低く、「ゴンサロ・カストロとシンジ・カガワは好調な日にはチームの助けになるが、それは稀だ」と不安定なパフォーマンスが問題視されている。

 新加入のウクライナ代表FWアンドリー・ヤルモレンコとFWマキシミリアン・フィリップについては「出だしは好調だったが、今は不振だ」とし、「19歳のアメリカ人を除いて創造性がほとんどない」とプリシッチ以外の攻撃陣の不甲斐なさを問題視している。

 “プリシッチ頼み”の現状が浮き彫りになったドルトムント。創造性の欠如を指摘されたチームにとっては、香川の奮起は不可欠だ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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