不発のベンゼマに地元紙が衝撃の“0点評価” 「またしてもベルナベウの罵声の標的」

75分間プレーも「AS」紙の採点で「評価なし」

 レアル・マドリードFWカリム・ベンゼマが、現地時間5日に本拠地サンチャゴ・ベルナベウで行われたラス・パルマス戦で不発に終わり、地元紙から「0点」という屈辱的な採点に加え、レアルサポーターから大ブーイングを浴びる苦境に立たされている。試合は3-0でレアルが勝利した。

 “白い巨人”の攻撃の起点であり続けた万能型ストライカーは今、サンチャゴ・ベルナベウで“白い憎悪”を浴びている。ベンゼマは前半4分にFWクリスティアーノ・ロナウドのラストパスを受けると、右足でシュートを放った。だが先制のチャンスで相手GKの正面にシュートを打ち込むと、スタンドからブーイングが鳴り響く。さらに前半39分にはFWマルコ・アセンシオから絶好のクロスが届いたが、ヘディングでゴールならず、またしてもブーイングを浴びた。

 後半30分にFWルーカス・バスケスと交代でピッチを去ったベンゼマは、スペイン紙「AS」で75分間プレーしたにもかかわらず、試合後の採点で衝撃の「評価なし」。ゴールを決めたMFイスコとアセンシオが満点の3点評価を受けるなか、両軍最低点タイの屈辱を受けた。ベンゼマと並んで評価なしだったラス・パルマスMFアルベルト・アクイラーニは、後半38分からの途中出場だったため、ベンゼマに対する「0点評価」は明確なダメ出しとなった。

 スペイン紙「マルカ」も、「ベンゼマはまたしてもベルナベウの罵声の標的になる」と報じている。リーグ前節のジローナ戦(1-2)、UEFAチャンピオンズリーグのトットナム戦(1-3)の連敗から脱出したレアルだが、ベンゼマに対する地元メディアとサポーターの風当たりは激しさを増す一方だ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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