「少ないゴールに終わっても、心配してない」

　その一方でこれまでの得点源であるベンゼマは前半4分のシュートが相手GKに阻まれ、同27分に放ったロナウドのシュートもポストに嫌われるなど再びノーゴールに終わった。リーグ戦の3分の1が終えようとしている段階で、二人のゴールがそれぞれ「1」ずつというのはファンにとって誤算だろう。しかし、ラモスは二人の名前を挙げて理解を求めている。

「クリスティアーノは自分がゴールを決められないと楽しくなさそうに家へ帰るけど、違いは作っているんだ。彼とカリムはすぐに十分なゴール数をマークするだろう。もし彼らが少ないゴールに終わったとしても、僕らは心配していない。なぜなら違いを作り、勝利に必要なことをこなしてくれるからね」

　ロナウドがゴールを決められないと“ご機嫌を損ねてしまう”一面を明かしてしまうのはご愛嬌だが、ラモスをはじめレアルのチームメイトはロナウド、ベンゼマへの信頼について揺らぎはない模様だ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images