批判浴びるベンゼマ、元W杯得点王の“過大評価”発言に反撃 「彼らをかわいそうに思う」

レアルで精彩欠くストライカーを、リネカー氏らが批判し論争に発展

 レアル・マドリードの元フランス代表FWカリム・ベンゼマは今シーズンに入ってから決定機を逃す場面が続き、メディアから批判を受けるどころか解説者のギャリー・リネカー氏から「過大評価」とツイートされる状況となっている。そうしたなかで本人はフランスの雑誌「Les Inrockuptibles」のインタビューに答え、「彼らをかわいそうに思う」と皮肉っている。

 ベンゼマは今季、ここまでリーガ・エスパニョーラで6試合1得点、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも精彩を欠き、勝ちきれないチームを象徴する存在としてピックアップされている。

 1986年のメキシコ・ワールドカップ(W杯)得点王であるリネカー氏からは、「ベンゼマは過大評価されているのだろうか。レアル・マドリードのようなチームで試合ごとにゴールを決めるのは特別なことではないのだから」といったツイートを受けて、チームを率いるジネディーヌ・ジダン監督が反論する事態になっている。

 当事者になっているベンゼマは今まで口を開いてこなかったが、スペイン紙「マルカ」によると、フランス誌の取材に対してこのように語ったという。

「ジャーナリストに転身した元フットボーラーの批判、彼らのヘイトを集めるだけのいくつかについて、率直に言ってかわいそうに思うよ。彼らだって同じ状況を経験しているにもかかわらず、そこには連帯感はないよね」

 

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