ミラン監督がストライカー不足にお手上げ!? 「“1億ユーロの選手”はCLを戦いたいものだ」

ユベントスに0-2と完敗したモンテッラ監督 「誰かの責任を追及する必要はないが…」

 ACミランのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は、ホームで王者ユベントスに0-2の完敗を喫した試合後の記者会見で、ストライカー不足にお手上げと聞こえるような発言を残している。ミラン専門のニュースサイト「milannews.it」が報じている。

 ミランはユベントスのストライカーであるアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインに2得点を許して敗れた。イグアインのセリエA通算100ゴールと101ゴールのメモリアル弾を食らって敗れた試合後は、ミランが夏の移籍市場で多くの補強予算を確保しながら、確固たるストライカーの獲得に失敗したことが話題にされた。しかし、モンテッラ監督は現状のミランに有力ストライカーは来てくれないと、お手上げ発言を残している。

「誰かの責任を追及する必要はない。しかし、選手たちは成長していくものだ。ユベントスは昨季、チャンピオンズリーグ(CL)の決勝を戦った。1億ユーロ(約132億円)に見合うような選手はCLを戦いたいと思うものだし、それを勝ち取りたいと考えるものだ。だから、移籍市場に不満足ということはない」

 昨季からミランの指揮を執るモンテッラ監督だが、資金難に苦しむなかでリーグ6位に導き、今季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得。チームは4シーズンぶりに欧州カップ戦の舞台に立っている。昨季終盤にはクラブが中国資本へ株式を売却して資金を手にし、今季に向けて多くの選手を補強したが、ドルトムントのFWピエール=エメリク・オーバメヤンなど最大の補強ターゲットとされたストライカーたちの獲得にはことごとく失敗した。その原因を、CL出場権がないことに求めている。

 

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