ロナウドが好きな理由は「形」

　その一方で、質問は海外の選手や将来について広がっていき、中村は“ロナウド好き”を公言。その理由は単なる憧れではなく、プレースタイルからくるものだった。

――クリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシではどちらが好き？
「ロナウドです。それは僕のプレースタイルは彼の方に似ているからです。彼がボールを持った際のドリブルの仕方、右足シュートを放つ形が好きなんです」

――ヨーロッパと日本、あなたは未来をどこに見ていますか？
「ヨーロッパ……ですかね。ヨーロッパでは多くの日本の代表選手がプレーしているからです。それも僕の目標です」

　将来はヨーロッパでプレーしたいという願望を明らかにした中村。さらに自身プレースタイルについて、より具体的な質問をされると、ストライカーとしての矜持を垣間見せる。

――シュートとドリブル、どちらを優先します？
「厳しい質問ですね……。どちらかというと……シュートを打つ。そうすることでゴールを奪うチャンスができるので」

――サイドアタッカーか中央、どちらがプレーしやすいか？
「ウイングの方ですね。僕はチャンスを作ることができますが、自分自身でもゴールを決めています」

――ゴールとアシスト、どちらが欲しい？
「ゴールです！　僕がプレーする立場を考えた時には」