韓国紙「ハリルJの馬鹿力」を称賛 日本と比較し提言「韓国代表監督も注視すべき」

ハリル監督の断固たる姿勢を韓国紙が評価

「日本サッカー界は否定的な視線でハリルジャパンを見つめている。監督の色は理解するが、日本が誇ってきたパスの創造性を無視するのが不満な様子だ」

 一方で、ハリル監督が就任以降、“デュエル”(1対1の強さ)や“体脂肪率12%以下”というテーマを掲げてチーム作りを進めている点に言及。さらに「これまで日本サッカーが得意とみなしたパスの評価は否定的だった。代表招集するたびに体脂肪率を入念にチェックし、基準に満たなかった選手には公然と恥を与えることも躊躇わなかった」と記している。

 事実、ハリル監督は会見で体脂肪率のリストが書かれた紙を報道陣に見せつけるような振る舞いを見せ、一部の選手たちからは戸惑いの声も浮上した。同記事では「宇佐美貴史は日本の次世代ストライカーとして脚光を浴び、体脂肪率の基準を満たさなかったなか、ハリル監督に直接名前を挙げられて恥をかいたことがある」と伝えている。

 もっとも、同紙はそうしたハリル監督の断固たる姿勢を評価。“デュエル”と“体脂肪率12%以下”を「明確なメッセージ」と見なし、「選考やチーム作りの基準が明確になるという肯定的な効果がある」とした。ハリル監督の姿勢を見習い、7月に就任したばかりのシン・テヨン監督も“明確なメッセージ”を打ち出すべきだと同紙は提言している。

「韓国サッカーは本大会出場という1次関門を越えた。監督はこれから自分が求めるチームを作っていくためには、簡潔でありながら、具体的なメッセージを選手たちに伝えなければならない」

 

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