11月の日本対ブラジル戦、現地キックオフ時間に仏紙も驚き「珍しいスケジュール」

金曜日の現地時間13時キックオフに仏紙「休みを申請する必要がある」

 バヒド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表は、6日の国際親善試合ニュージーランド戦に2-1と勝利した。10日に同ハイチ戦を控え、11月には欧州遠征でFIFAランク2位ブラジル(10日/フランス・リール)、同5位ベルギー(14日/会場未定)と対戦する予定だ。ブラジル戦は現地フランスでも注目されているが、キックオフ時間について「珍しいスケジュール」と驚きをもって伝えられている。フランス紙「レキップ」が報じた。

 同紙は「日本対ブラジル戦、11月10日にリールで13時開始」とのタイトルで特集。2006年ドイツ・ワールドカップ(W杯)をはじめ、日本はブラジルと過去11試合を行い、戦績は0勝2分9敗(4得点31失点)。直近では4連敗を喫しているなか、ハリル監督は「我々にとって成長するための良い機会であり、W杯を前に自分たちの立ち位置を知ることができる試合になると思います」と語っていた。

 ブラジル戦の会場は仏1部リールの本拠地スタッド・ピエール=モーロワで、現地時間13時キックオフ予定となっている。記事では「その日は金曜日だ。日本対ブラジルの親善試合を見るには、ランチを食べない限り、休みやRTT(週35時間労働制)を申請する必要がある」と言及。平日のお昼過ぎというキックオフ時間のため、スタジアムで観戦するには休み申請などが必要かもしれないとしており、ハードルが高いと思われているようだ。

 日本時間で同日21時キックオフとなるブラジル戦の開催時間について、同記事では「日本の放送局からのリクエスト」と説明。「珍しいスケジュール」と記しているが、平日の13時キックオフに現地紙も驚きを隠せないようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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