ミラン買収劇の影に伝説のキャプテンが

マルディーニが仲介役か!?

 ACミランは不動産管理会社「カントリーグループ・ディベロップメント」を経営するタイ人富豪のビー・テチャウボン氏と株式売却交渉を進めているが、「ミスター・ミラン」と呼ばれたパウロ・マルディーニ元主将が買収交渉の仲介をしていることが明らかになった。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が「ミラン、プロジェクト・ビー」という特集記事で報じた。
 ミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長は、5日に会長所有のアルコレの別荘でテチャウボン氏らとの会議を開いた。
 ミランの資産価値は8億ユーロと算出されている。ベルルスコーニ氏は、その30パーセントの株式の売 却に応じたと地元メディアは報じていた。ミラン買収をもくろむテチャウボン側には、かつてのバンディエラの影が見え隠れしている。さらには、株式の過半数の売却に関する合意事項もあったという。
 記事では「ミスター・ビーはパオロ・マルディーニと一緒に51%の株を狙っている。オペレーション役として元キャプテンを動向させるアイデアだ。(ミランの持ち株会社の)フィンベストは依然として否定を続けているが、Mr.BEEの計画は、ここ数日の間、コンタクトをとり続け交渉中。マルディーニに重要な役割を要求している」と報じ、ビー氏はマルディーニを買収劇の旗頭と考えているようだ。
「ベルスコーニは、株式の30%である2億5000万ユーロの売却だけではなくて、その後のステップも存在 した、このオリエンタルなグループが51%の株を買収するオプションもフィックスしていた」
 ベルルスコーニ一族がタイ人富豪に経営権を譲渡する条件も設定されているもようだ。
 元イタリア首相のシルビオ・ベルルスコーニ会長は巨額な資金をつぎ込み、ミランを欧州屈指の名門に押し上げた。だが、近年は補強費を惜しみ、フィリッポ・インザーギ監督の采配に口を挟む現場介入などネガティブな面ばかりがクローズアップされてきた。ミランからついに名物オーナーが姿を消してしまうのか。買収交渉の行方に注目が集まっている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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