バルサ監督、デンベレ負傷は“経験不足”と指摘 「バックヒールをすれば起こりうる」

バルベルデ監督が自身の体験をもとに語る 「経験深い選手ならあれはしない」

 バルセロナのフランス代表MFウスマン・デンベレは、16日に行われた第4節の敵地ヘタフェ戦(2-1)で左ハムストリングを痛めて前半29分に負傷交代した。左太腿二頭筋の腱の断裂によりフィンランドでの手術を余儀なくされ、年内絶望と報じられるなか、スペイン紙はデンベレの故障の原因にヘタフェ本拠地の芝の悪さを一因に挙げた。

 同じく負傷で途中交代となった日本代表MF柴崎岳も、長くて乾いた芝の“犠牲者”になったとされていたが、バルセロナを率いるエルネスト・バルベルデ監督は、デンベレがコーナー付近でヒールパスを選択したことに要因があると指摘していた。スペイン紙「AS」が報じている。

 今夏パリ・サンジェルマンにブラジル代表FWネイマールを引き抜かれたバルセロナは、後釜としてデンベレに白羽の矢を立てた。「移籍金1億500万ユーロ(約136億円)+ボーナス」という、評価額を遥かに凌ぐ金額を投じてドルトムントから獲得。そして、このヘタフェ戦が初先発となったが、前半29分でデンベレの2017年は終わってしまった。

 左コーナー付近で相手と1対1を展開した後、ヒールパスを選択。直後はプレーを続行していたが、呆然とした表情でピッチに座り込んだ。最大で全治4カ月と診断され、フィンランドで手術を受けるために出発。バルベルデ監督は、悲運の20歳アタッカーが負傷した要因について次のように語った。

「彼はあのような問題を抱えたことがなかった。あんな問題を察知する経験がなかったんだと思う。あのスピードで動いていて、バックヒールをすれば、ああいうことは起こりうる。自分にも起きた。バックヒールをしてしまうと、(肉離れは)起こってしまうんだ。ほとんどの経験深い選手なら、あれはしないだろう。ある時点で、どの選手にも起こること。長い目で見なければいけない。彼は若い選手だし、回復するだろう」

 

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