松本山雅、敵地名古屋戦で一時2点リードもJ1初勝利逃す

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試合終了間際に闘莉王のPKをGK村上がセーブ、勝ち点1は死守

 

 

 今季J1に初昇格した松本山雅が7日の開幕戦、アウェー名古屋戦で3-3のドローに終わった。一時は2点をリードしたが、記念すべきJ1初勝利を惜しくも逃した。

 3万3558人の観衆が足を運んだ豊田スタジアム。試合は前半32分に動いた。左CKのチャンスでFWオビナが相手GK楢崎の前でヘディングシュート。これが松本山雅の記念すべきJ1初ゴールとなった。

 一方、名古屋はMF小屋松の一撃で追いつく。前半33分、最終ラインからのロングフィードにFW永井が右足で完璧なポストポレーを披露すると、走り込んだ小屋松が右足でダイレクトシュート。ゴール左隅に同点弾を突き刺した。

 ここからシーソーゲームが展開される。後半18分にFW池本がこぼれ球を押し込み、突き放す。同31分にはMF喜山が左足でこの日3点目を決めて2点差にリードを広げた。

 一方、名古屋の西野監督はDF闘莉王を最前線に上げるなど、スクランブル態勢に突入した。すると闘将がいきなり結果を出す。後半33分、ロングクロスをヘディングでゴール。その2分後にはノヴァコビッチが同点弾を決めた。

 3-3で迎えた後半44分に試合はクライマックスを迎えた。松本山雅DF後藤がエリア内でノヴァコビッチにファウルし、PKを献上。PKキッカーは名古屋のキャプテン闘莉王だったが、このピンチでGK村上が値千金のセーブ。名古屋は逆転のチャンスを逃した。

 壮絶な打ち合いの末に3-3のドロー。松本山雅がJ1で記念すべき勝ち点1を手にした。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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