日本が豪州を2-0で破り6大会連続W杯出場! ハリル采配的中、浅野&井手口が歓喜の一撃

途中出場の原口から井手口が殊勲のゴール

 後半もオーストラリアにボールを持たせつつ、日本は自陣に網を張ってカウンターを狙う構図のゲームになった。なかなか日本の守備を打開できないオーストラリアは同16分にベンチスタートだったエースFWユリッチを、さらに同25分には“日本キラー”のFWケーヒルを投入し、同点ゴールへの圧力を高める采配を見せた。

 ハリル監督の最初のカードは同30分、左サイドを駆け回った乾に代えてFW原口元気(ヘルタ)をピッチに送り込み、運動量とカウンターの鋭さをキープする策に出た。その原口はさっそく同32分に左サイドを突破してラストパスを供給。井手口がシュートを狙ったが、ゴールのカバーに入った相手DFに阻まれた。

 日本にとって大きな追加点をもたらしたのも、その2人だった。同38分、敵陣で原口がボールを奪い取ったところにフォローした井手口にショートパスをつなぐと、ゴール正面やや左サイドから井手口が右足を一閃。鮮やかなミドルシュートがゴールに突き刺さり、喉から手が出るほど欲しかった追加点を手にした。

 日本はこのままリードを守り切って2-0でタイムアップの笛を迎え、来年のロシアW杯本大会への切符を手にした。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

田口有史●写真 photo by Yukihito Taguchi

 

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