W杯出場権獲得へ、ハリル監督が不退転の決意 「明日勝ちたい」と豪州戦勝利を約束

難敵オーストラリア戦を前に「非常に良い雰囲気」とトレーニングに手応え

 日本代表にとって6大会連続となるワールドカップ(W杯)出場を懸けた戦いは、“メンタルゲーム”になる――。31日に行われるW杯アジア最終予選オーストラリア戦の前日会見に登場したバヒド・ハリルホジッチ監督は難敵を迎えるにあたって、チームにつぎ込んできた精神面の充実を繰り返し説いた。

「我々はオーストラリアをリスペクトしています。現アジアチャンピオンです。我々も勝ちにいきます。決断力と意欲を持って勇敢にいきたい」

 今回の最終予選ではホーム最終戦となる埼玉スタジアム2002での決戦。勝利すればロシア切符を手に入れられる一方で、引き分け以下なら敵地サウジアラビア戦に全てを懸けることになる。そのサウジアラビアがUAEに敗戦したことは指揮官の耳にも入っているが「我々の状況や決意は変わりません。イラク戦でも勝ちたかったが、そこで勝利を収めることができなかったので明日勝ちたい。その後サウジ戦について話ができる」と、オーストラリア戦に集中している。

 相手は今夏のコンフェデレーションズ杯で各大陸の強豪と互角に渡り合っている。短い練習期間ということもあり、「どちらかと言えばメンタルの準備を進めている。リカバリー中心で、昨日は戦術的なトレーニング。疲労や暑さを考慮して軽いトレーニングをしました。たくさん話はしています。個別にビデオを見せたりもして、非常に良い雰囲気になっています」と手応えを口にし、戦術的な部分よりもモチベーションを極限まで高めることを重視した。

 

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