ドルトムント、DFBポカール1回戦で格下相手に4発快勝 香川は新体制初出場も不発

バルトラの先制弾に続き、エースのオーバメヤンがハットトリック

 日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは12日、DFBポカール1回戦でドイツ6部のFCリーラジンゲン=アーレンと対戦。エースFWピエール=エメリク・オーバメヤンがハットトリックを決めるなど4-0と圧勝した。ベンチスタートの香川は後半16分から途中出場したが、得点には絡めなかった。

 前半12分、セットプレーからの二次攻撃でゴール前に残っていたスペイン代表DFマルク・バルトラが、DFニクラス・ベステの右クロスを押し込んでドルトムントが先制した。同40分にはオーバメヤンのヒールパスに抜け出したMFマクシミリアン・フィリップがGKに倒されてPKを獲得。これをオーバメヤンが決めてリードを2点に広げた。

 後半開始早々はアーレンに攻め込まれたドルトムントだが、後半10分にはオーバメヤンがこの日2点目を決めて、再び流れを引き戻した。3-0で迎えた同16分には、ペーター・ボス監督がドイツ代表FWアンドレ・シュールレに代えて香川を投入。新体制で初出場となった香川は3トップの左に入った。

 同35分にオーバメヤンがハットトリックを達成してダメ押し。その2分後には香川の落としからまたしてもオーバメヤンに決定機が訪れたが、このシュートはゴール上へ外れた。

 試合は4-0で終了。バイエルン・ミュンヘンとのスーパーカップには敗れたドルトムントだったが、格下相手のカップ戦では確実に勝利。1週間後に迫ったブンデスリーガ開幕に向けて、幸先の良いスタートを切った。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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