聖地サン・シーロ解体に「反対の声」 2000億円超で新スタジアム建設へ…背後で動く「巨額契約」

ACミランとインテルが共同発表
イタリア・セリエAで、北部の都市ミラノを本拠地とする名門ACミランとインテルが、新たなホームスタジアムとしての「ジェネラリ・スタジアム」の建設を共同発表した。2031年の使用開始と、翌年の欧州選手権(EURO)での使用を目指すという。
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イタリア最大の保険会社ジェネラリがスポンサーを務める新スタジアムは、収容人数7万1500人。英紙「ガーディアン」によると、両クラブが負担する費用は12億ユーロ(約2110億円)と見込まれているという。計画は現地時間10月29日に、ミラノのスフォルツェスコ城で開かれたイベントで披露されたが、会場にいた一部のファンは現在使用されているスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(通称サン・シーロ)の解体に反対の声を上げたという。
新スタジアムの建設は現スタジアムがある敷地内で、2028年に始まる予定だ。新スタジアムは、NFLの海外開催試合やラグビー、コンサートにも対応する。ミランとインテルは、現在のスタジアムと隣接する駐車場の取得に1億9700万ユーロ(約346億円)を支払ったという。現スタジアムは、新施設の建設が完成に近づいた段階で大部分が解体されるとされた。
莫大な建設費を必要とする一方で、スタジアム名の「ジェネラリ」はイタリアで最大の保険会社のもの。イタリアメディア「フットボール・イタリア」によると、このネーミングライツは25年、年間の契約額は2600万ユーロ(約45億7000万円)になるという。総収入は6億5000万ユーロ(約1140億円)に上る計算となり、ワンダ・メトロポリターノを巡るアトレティコ・マドリードとリヤド・エアの年間2800万から3300万ユーロ(約49億2000万から58億円)とされるものに次ぐ巨額契約になる。
赤黒のACミランと、青黒のインテルが週ごとに使用することに合わせ、LEDパネルによってスタジアムの外側を異なる色でライトアップできるようになるという。
両クラブの声明では2028年の着工と2031-32シーズンの初試合開催を目標に掲げ、イタリアがトルコと共催するEURO2032の試合を開催することを目指している。また、これは単なるスタジアム建設ではなく、28万1000平方メートルに及ぶ都市再生計画の一部であり、新たな公共空間や緑地、レジャー施設、商業施設なども含まれるという。




















