試合会場に現れず「異例の事態」 サウジのクラブを巡る前代未聞の騒動…情勢悪化で主張「不可能」

サウジアラビアのアル・イテファク【写真:ロイター/アフロ】
サウジアラビアのアル・イテファク【写真:ロイター/アフロ】

ガルフ・クラブ・チャンピオンズリーグの試合で

 サウジアラビアを巡る政治情勢の中で、片方のチームが試合会場に姿を見せずに不戦敗になるのか延期になるのかが不透明な事態が起こった。サウジアラビアメディア「オカーズ」が報じた。

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 サウジアラビアのアル・イテファクとイラクのアルビルが対戦するガルフ・クラブ・チャンピオンズリーグ第2節において、アル・イテファクが試合時間に会場に現れなかったことから、1チームだけでの選手入場という異例の事態が起こる中で、バーレーン人主審のアハメド・ハリルは試合終了を宣告した。しかし、ガルフ・サッカー連盟の公式サイトは、この試合を延期と表示しているという。

 アル・イテファクの経営陣は10月27日に、ガルフ・サッカー連盟に対して正式に試合延期を申請したと発表。書面でその理由を説明したものの、クラブによると、申請は却下され、予定どおり開催するとの回答を受けたという。予定された日時に試合を行うため、チーム一行がアルビル入りすることは不可能だと表明した。そのために尽力し、関係各所との調整を続けてきたことや、サウジアラビアサッカー連盟から支援を受けていたことにも言及し、改めて延期を求める姿勢を示した。

 情報が食い違うなか、この試合がどう扱われるかには複数の可能性が残されているという。主審の判断が採用されるのか、それとも連盟公式サイトに記された延期が適用されるのか。アル・イテファクの大会での扱いも、正式決定に左右される。大会規則には棄権や不可抗力に関する規定があり、その適用によっては懲戒処分につながる可能性もあるとした。

 いずれにしても、情勢が悪化する中で中東の国家間での移動にも悪影響が出ているのは間違いない。今回の件でどのような判断がされるのか注目される。

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