驚異の14.27km、踏み入れた30歳も「まだ少ない」 小泉佳穂が絶賛「非常に難しいことをやってのけた」

小泉佳穂が神戸戦で圧巻のパフォーマンスを見せた【写真:徳原隆元】
小泉佳穂が神戸戦で圧巻のパフォーマンスを見せた【写真:徳原隆元】

小泉佳穂が30歳になった初戦で圧巻のパフォーマンスを見せた

 柏レイソルは10月9日、J1リーグ第9節でヴィッセル神戸と対戦し、4-2で勝利した。1位と2位の上位対決でMF小泉佳穂が圧巻のパフォーマンスで勝利を呼び込んだ。

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 勝利の笛を聞き、普段の試合通りヘアバンドを外して味方に駆け寄った。攻撃ではシャドーとしてタクトを振るい、守備では前線からプレスのスイッチをかける役割を担った。90分間フル出場して驚異の14.27kmを走り切り、ピッチを統べた。抜群の存在感でMF久保藤次郎が決めた3点目のきっかけも小泉のボール奪取からだった。

 2025シーズンは、神戸やFC町田ゼルビアなどの上位陣との戦いでポイントを落としたことが響き優勝に届かなかったが、今季は町田に続き神戸も撃破。主軸として手応えを感じる一方で、「まだ成長の余地がある」とチームの伸び代を見つめた。

「本当に全員で声掛け合いながらできているのは素晴らしいと思います。でも僕も含めて、今日は良さでもあったけど、気持ち的にかかりすぎてしまって、その柔軟さというか冷静さはもうちょっとあってもよかったかなと」

 前半にDF馬場晴也が負傷交代し、後半にはGK若原智哉が脳震盪の疑いでピッチを退くなどアクシデントも相次いだ。それでも勝ち切った試合内容について、「急に出る選手にとってはすごく難しいポイントだと思う」と話し、「今日みたいに一発回答で出せるっていうのは、本当に大きいことだし、非常に難しいことを今日やってのけた」と評価。MF戸嶋祥郎らサブ組がもたらした影響について「チーム全体にとっても勇気になる試合だった」と受け止めた。

 5日に30歳の誕生日を迎え、前節にJ1リーグ通算150試合出場を達成した。節目の一戦にもなったが、「まだ150かっていう気持ち。300行ってから一人前みたいな感覚がある」とキッパリ。「ベテランになってる」と立ち位置の変化も感じながら、サッカーに向き合う日々を過ごす。

「30歳になってベテランの域に足突っ込んでるというか、ベテランになってるので、今まで積み上げてきた経験とか自分自身を知ったことでより成長していける部分があるし、積み上げていきながらやっていきたいなって。年齢に抗うって言うのもまだ早いかもしれないけど、本当にそういう気持ちというか。しっかり自分自身の身体と会話しながらコンディションとかはより一層気をつけていきたいなっていうのが、30歳になるにあたってすごく意識してるところです。

 ここまでのキャリアが長かったと思う割にはまだ試合数が少ないから、もっともっと頑張りたいというか、これからすごく成熟していく年齢だと思うので、この2〜3年で記憶にも記録にも残せるかっていうところだと思うので、そこは頑張っていきたいですね」

 FC琉球でプロキャリアをスタートさせてから8年目を迎えた。2025年シーズンはリーグ2位、ルヴァンカップ準優勝に終わった。30歳になった今年こそ、「とにかくタイトル取りたい」と強い気持ちを持って、勝負の1年に挑んでいく。

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