浦和サポは「懐かしかったです」 ダービーで痛恨…監督も指摘した”タイミング”「本当に良くなかった」

大宮の茂木力也【写真:徳原隆元】
大宮の茂木力也【写真:徳原隆元】

RB大宮DF茂木力也が古巣浦和との一戦を振り返った

 RB大宮アルディージャは、10月7日の天皇杯3回戦で公式戦9年ぶりの「さいたまダービー」となった浦和レッズ戦に2-3で敗れた。後半から出場した元浦和のDF茂木力也は「失点のタイミングが、本当に良くなかった」と悔やんだ。

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 大宮がJ1から降格となった2017年を最後に公式戦での対戦がなかった両クラブだが、この天皇杯3回戦で対戦が決まった。浦和と大宮のダービーは、2001年に旧与野市を含む3市合併でさいたま市となる前に、旧浦和市と旧大宮市として地域同士が張り合ってきた関係を背景に持つ。それだけに、試合に向けた盛り上がりも大きかった。

 茂木は浦和の下部組織出身でユースチームではキャプテンも務めた。2015年にトップ昇格したものの浦和でのレギュラー定着とはならず、期限付き移籍や愛媛FCへの完全移籍を経て、22年に大宮へと加入していた。大宮での背番号「22」は、浦和でのプロデビュー当時に主将を務めていた元日本代表MF阿部勇樹氏への憧れからつけているものでもあり、「今年で一番楽しみにしていた試合でした。天皇杯は初戦から、この試合のためにも絶対に勝たなければいけないと思っていました」と意気込んでいた。

 0-0で迎えたハーフタイム明けからの出場で左サイドバックに入った。しかし、前半の戦いと同様に背後を突かれる場面が多くなり「相手のボール保持者が常にフリーになっていた」と話す茂木は「今のうちは、かなりラインを高く設定しています。オフサイドを取れた場面も何度もありましたが、本当にぎりぎりのところもたくさんありました。難しかったです」と振り返った。

 大宮にとって痛かったのは、先制点を奪われた3分後に2点目を奪われ、1-2と追い上げたのにもかかわらず、攻撃的な選手を交代で入れた直後に1-3とされたタイミングだろう。反撃の出鼻をくじかれるような失点で、茂木は「失点のタイミングが、本当に良くなかった」と肩を落とし、ナルシス・ペラッチ・ナダル監督も「試合には、実際の得点によるスコアと感情的なスコアが存在します。時には、そちらの方が実際のスコアよりも重要になることがあります」と話した。

 今季の大宮は、スペイン出身ナダル監督の就任もあり、これまで以上にボールをつなぐ試合が多い。しかし、このゲームでは前半から浦和のプレスの前にボールを手放してしまう場面も多くかった。茂木は「J2の相手は僕たちをかなりリスペクトしてくれます。相手が自分たちから下がり、そこまで前へ来ないことが多い」と話すだけに、そうしたギャップもこのゲームではあったかもしれない。

 茂木にとって、浦和を退団してから初めての古巣対決だった。後半のエンドは浦和サポーターの目の前だっただけに「懐かしかったです。浦和のサポーターもすぐそこにいましたし、やっぱり、あの雰囲気の中でプレーできるのは、選手としてうれしいです」と話した。そのダービーを来季以降はJ1で実現するためにも、この敗戦を糧にJ2の戦いを勝ち抜くことが求められる。

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