メッシ「本当は去りたくない」 引退試合で涙のスピーチ…語ったアルゼンチン代表への“永遠の愛”

ベナン代表との国際親善試合で有終の美
アルゼンチン代表は現地時間10月6日、同国のエスタディオ・モヌメンタルで国際親善試合を行い、ベナン代表に3-0で勝利を収めた。この試合がアルゼンチン代表でのラストマッチとなったFWリオネル・メッシは、1ゴール2アシストで全得点に絡む活躍を見せ、自ら有終の美を飾った。試合後にはスタジアムに集まったファンに向けて涙ながらの引退スピーチを行い、苦楽を共にしたチームメイトやサポーターへの深い感謝、そして代表チームへの溢れる愛を語った。
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特別仕様のユニフォームをまとい、先発出場したメッシは、ピッチ上で別格の輝きを放った。0-0のまま迎えた後半3分、左CKからメッシが蹴ったボールが中央のDFニコラス・オタメンディにピタリと合って先制。同16分には途中出場のMFニコ・パスに絶妙なラストパスを送り、追加点をアシストした。
そして2-0で迎えた後半26分にハイライトが訪れる。自ら獲得したPKでスポットにボールを置いたメッシは、冷静に左足を振り抜いてゴール右隅へとシュートを突き刺した。これが代表通算126ゴール目となり、背番号10を中心にピッチ上で歓喜の輪が広がった。
前半10分には、メッシの背番号に合わせたタイミングで主審が試合を一時中断する粋な計らいも見られた。スタジアム全体から万雷の拍手が送られ、ピッチ脇からは花火が打ち上がるなど、偉大なキャプテンのラストマッチを全員で祝福した。
3-0の快勝で有終の美を飾った試合後、マイクを握ったメッシは込み上げる感情を抑えきれず、涙ながらにスピーチを行った。
真っ先に家族への感謝を口にしたメッシは、「20年以上にわたってこのユニフォームを着て戦えたことは、僕にとって本当に大きな誇りだった」と回顧。苦難の時期も決して戦うことをやめず、世界王者やコパ・アメリカ王者という幼い頃からの夢を叶えさせてくれたチームメイトたちに対し、「彼らと一緒なら、どんな相手とも戦い抜くことができた。命を懸けて戦ってくれる戦士たちが隣にいると分かっていたからだ」と、最大限の賛辞と敬意を表した。
今後はスタンドから後輩たちを応援する立場になることに触れると、「これから厳しい時期も必ずやってくる。だからこそ、その苦しい時期にこそこれまで以上にチームを支えなければならない。強い集団でなければ、何かを成し遂げることは非常に難しい」と語りかけ、ファンに向けて団結の重要性を訴えた。
スピーチの最後には「本当はここから去りたくない。ピッチを後にしたくない」と名残惜しさを滲ませつつも、「アルゼンチン人であることへの感謝と誇り、そして皆さんと共に夢を叶えられた喜びを伝えたい。みんな、愛しています!」と、万感の思いを込めて別れを告げた。
代表通算208試合に出場し、アルゼンチンに数々の栄光をもたらした不世出の天才は、深い愛と感謝に包まれながら、伝説となった代表ユニフォームを静かに脱いだ。
















