劇的な決勝弾に「日本最大の脅威であり続けた」 英記者がNZ戦を大絶賛…失点誘発のアタッカーは「不用意」

ニュージーランド代表に勝利した森保ジャパン【写真:徳原隆元】
ニュージーランド代表に勝利した森保ジャパン【写真:徳原隆元】

マイケル・チャーチ氏が先発した11人を採点

 森保一監督率いる日本代表は10月5日、東京・国立競技場でキリンカップ2026決勝でニュージーランド代表に2-1で勝ち、優勝を飾った。かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ(W杯)を7大会連続で現地取材中の英国人記者マイケル・チャーチ氏が、この試合の先発メンバーを採点する。

<GK>
鈴木彩艶 6
ニュージーランドが本当の意味での脅威となる場面を作り出すことはほとんどなく、静かな夜だった。ニュージーランドの得点シーンではフィニッシュの質が高く、アストン・ビラのGKが失点を防ぐためにできることはほとんどなかった。

<DF>
中野就斗 6.5
戦術的アプローチの変化によって右サイドバックに入り、前回よりも改善されたパフォーマンスだった。サイドでの上下動で活力を与え、上田綺世の先制ゴールを導いた。

瀬古歩夢 6
伊藤洋輝とセンターバックペアを形成。2人のコンビは非常に安定していたが、失点シーンではより早く危険を摘み取ることができた。その点はDFラインの課題になるだろう。

伊藤洋輝 6
瀬古歩夢と共に堅実なパフォーマンス。森保一監督の戦術変更にも容易に適応してみせた。

鈴木淳之介 6
左サイドバックでの起用。デンマークでプレーするこのDFは逆サイドの中野就斗ほどの攻撃センスは持っていないが、何度も中盤に顔を出し、チームメートとうまく連携していた。

<MF/FW>
堂安律 7.5
立ち上がりから勢いよく試合に入り、日本最大の脅威であり続けた。開始1分に放った際どいシュートから終盤の日本を勝利に導く決勝点まで、キャプテンマークを巻くのに相応しいパフォーマンスだった。

佐野海舟 6.5
この試合も中盤で運動量豊富かつ闘争心あふれるパフォーマンスを見せた。チームのエンジンルームで決して華やかではない仕事を楽しみ、そして情熱を持ってこなし続けている。

鎌田大地 6.5
得意とする最終ラインの前のポジションでのプレーで佐野海舟とともにいつも通りの高いクオリティーを提供した。目を引くプレーはそこまでなかったが、それでも日本のキーマンであり続けている。

前田大然 5
豊富な運動量と積極性は日本に欠かせないものだが、この試合では緩いパスで大きな代償を支払うことになった。自陣への不用意なパスで相手にボールを渡してしまい、同点ゴールを決められた。ベストパフォーマンスではなかった。

久保建英 6.5
このチームで最も決定的な存在となれるタレントであり、ニュージーランド相手にもその片鱗を見せたが、時にもどかしさを感じさせる。いつも通り堂安律とは見事な連携を見せ、先制点にも関与した。いいパフォーマンスだったが、彼ならもっとできるはずだ。

上田綺世 7
らしさを発揮した試合だった。序盤はやや存在感が希薄だったが、突如として現れ、豪快なゴールを決めた。2得点目が認められなかったはやや不運だったが、実りの多い代表ウィークを締めくくる素晴らしい出来だった。

(マイケル・チャーチ/Michael Church)



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マイケル・チャーチ

アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。

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