まさかの強奪指令に「すぐに入れ」 C・ロナウドを退けた名将の奇策…7年前の真相は「外に出すために」

ポルトガル代表のCロナウド【写真:徳原隆元】
ポルトガル代表のCロナウド【写真:徳原隆元】

昨年引退したピアニッチ氏が語った大一番での顛末

 現役時代にイタリア・セリエAでフリーキックの名手として知られた、元ボスニア・ヘルツェゴビナ代表ミラレム・ピアニッチ氏が、ユベントス時代にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとのキッカーを巡る顛末について話した。伝説的なゴールの内情をイベントで語り、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じた。

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 昨年末に引退を表明したピアニッチ氏は、2011年夏にローマへ加入するとキックの名手としての地位を確立した。16年夏にユベントスへ移籍した後も、セットプレーのキッカーとして多くのゴールを生み出した。

 しかし、その日々に変化が起きたのが2018-19シーズンのこと。ロシア・ワールドカップ(W杯)後にロナウドがユベントスへ電撃移籍すると、良いポジションからのフリーキックでは常にキッカーを務めることを主張。ピアニッチ氏は「ロナウドが来て、毎週ボールを渡してじっとしていたんだ」と笑った。

 その中で2019年3月3日、ナポリ対ユベントスの大一番では前半25分にロナウドが抜け出したところで、相手GKアレックス・メレトが飛び出して倒した。決定機の阻止でレッドカードが出て、ユベントスが絶好の位置でフリーキックを得た。ここで動いたのが、当時ユベントスを率いたマッシミリアーノ・アッレグリ監督だったという。

「確かナポリでメレトが退場になったんだったか、ロナウドが倒れたんだ。その時にマックス(アッレグリ監督)がドクターに『すぐに入れ』って言って。ロナウドをピッチから外に出すためにね。それで僕が蹴れって言われて決めたんだよ」

 このゴールは、シーズンの優勝を大きく左右する大一番での貴重な決勝ゴールだった。最終的に2-1で勝利したユベントスはこのシーズンで優勝を果たすが、その伝説的なゴールの背景をかつての名手は笑顔で明かしていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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