日本代表の国内組が主張「劣っているとも思わない」 海外組との差も実感「もっとやっていかなきゃ」

浦和レディースの高橋はな【写真:森田直樹/アフロスポーツ】
浦和レディースの高橋はな【写真:森田直樹/アフロスポーツ】

代表選出されている浦和LのDF高橋はな

 WEリーグクラシエカップは10月3日に各地で試合が行われ、三菱重工浦和レッズレディースが日テレ・東京ヴェルディベレーザに4-2で勝利した。前日に国内組中心で臨んだなでしこジャパン(日本女子代表)がアジア競技大会の優勝を決めたことを受け、10月の活動で代表選出されている浦和DF高橋はなは「リーグの仲間としてすごくうれしかったですし、より刺激をもらった」と話した。

 ゲームは浦和が前半にゴールラッシュを見せ、MF大西若菜やFWサンシャイン・フォンテスのファインゴールもあり4得点。一方のベレーザも2得点を奪い、点の取り合いになった。後半はベレーザが押し込む展開になり浦和は守備の時間が長くなったが、ゴール前では「クロスの対応もしっかり準備してきました」と話した高橋の守備力が際立つ場面も多く、そのまま2点差を維持して逃げ切った。

 前日に北朝鮮代表と対戦したアジア大会の決勝戦では、浦和から選出された3選手に出場機会こそなかったものの、過去に浦和でチームメートだったMF塩越柚歩やFW西尾葉音の活躍もあった。海外組も入るなでしこジャパンに継続招集されている高橋は「WEリーグの選手もやれることを見せたい」と、常に話してきた。

「代表に行ったときに、普段海外でプレーしている選手たちから感じさせられることや、実際に海外の選手とプレーして感じることはあります。そこに対して、もっともっとやっていかなきゃいけない部分が多いとは思います。でも、だからといって、私はWEリーグの選手たちがすごく劣っているとも思わないですし、何なら、できている部分はすごくたくさんあると思います。なので、今回のアジア大会のような機会に、実際に結果を出している姿は、リーグの仲間としてすごくうれしかったですし、より刺激をもらったと思います」

 このゲームの終盤、ベレーザのDF青木夕菜が仕掛けた激しいタックルにイエローカードが出る場面があった。ベレーザの楠瀬直木監督は、先日のU-20女子ワールドカップ(W杯)に選出されていた青木のプレーについて「もちろん悪いことはしてはいけないんですけど」としつつ、プレー強度と判定基準に対する意見を話した。

「海外だったら、あのくらいは普通になってきます。カードも怖がらずにやってほしいです。そこの強度は落とさないようにしたいです。あれでカードが出てしまったのは、ちょっとお互いに残念だなと思います。昨日のDPR Korea(北朝鮮)との試合も、激しいじゃないですか。そこに今後、常に勝っていかなければいけないとなると、日常からチャージの強度を上げていかないといけません。あれでカードが出ると、ちょっと抑えてしまいますよね。そこは全体で考えていかなければいけないところだと思っています」

 こうした面について、WEリーグと代表活動を行き来する高橋は「一つ一つの基準で言えば、世界のレベルはすごく高いと思います。フィジカルのレベルもすごく上がっていますし、実際にファウルにならないシーンもたくさんあります。でも逆に、向こうの選手たちがファウルで止めてくるシーンもあるので。そういったところの考え方や試合の進め方も、サッカーの個人戦術の一つというか、そういった部分をもっと身につけていくことも大切だと思います」と、選手側の観点で話した。

 10月に欧州遠征を行うなでしこジャパンでは、高橋が唯一の国内組として参加する。その活動に向け「何か結果を残して、爪痕を残して帰ってきたいと思います」と、力強く宣言していた。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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