J1最速で得点量産「本当にすごい」 7試合で2桁到達…オルンガ超えのペースも「全員で取った得点」

鹿島のレオ・セアラ【写真:増田美咲】
鹿島のレオ・セアラ【写真:増田美咲】

川崎戦で2得点、オルンガ超えのペースで2桁到達

 鹿島アントラーズのFWレオ・セアラが止まらない。2026-27シーズンで7試合目の出場となった9月19日の第8節・川崎フロンターレ戦で2ゴールを記録し、今シーズンで早くも10ゴール。2020シーズンの柏レイソルFWオルンガの記録(第10節)を上回るJ1最速での2桁ゴール数到達となった。

 GK早川友基からのロングボールをサイドに振ってから、MF松村優太の折り返しに合わせた先制ゴール。左サイドからの折り返しを、左足のボレーで合わせた2得点目とも見事なゴールだったが、チームの連敗を3で止めたものの、勝てなかったことからレオ・セアラ自身の表情は浮かなかった。

「このような試合内容のあとで、自分のゴールのことを語るのは、正直難しい。勝てた試合を自分たちで逃してしまったので、チームとしてやるべきことを振り返りたい。ゴールについても、自分だけの力で挙げているわけではない。1点目はセットプレーからマツがクロスを上げてくれましたし、2点目もチャヴリッチ選手が深い位置まで飛び出してパスを出してくれたので、自分だけの得点ではなく、全員で取った得点だと思っています」

 J史上最速でのシーズン10ゴール到達にも「みんなが作ってくれたチャンスを逃さないように、これからも練習から懸命に取り組んで、勝利につながるゴールを決めたい」と、勝利を逃したことへの無念さもにじませた。

 驚異のペースでゴールを量産しているが、決してゴール前で得点チャンスを待っているだけではない。前線で身体を張ってロングボールを収め、ピンチになりそうなボールロストがあった際には、自分のミスでなくとも相手陣内から時には自陣深くまで相手選手をチェイシングする。この試合でも終盤に足をつっていたが、ハードワークをした結果だ。

 レオ・セアラがゴールを量産できている要因について、鬼木達監督も「2025年とか、百年構想リーグの時と比べて、徐々にチャンスが増えてきていると思います。ゴール前に最後いられる状況が増えているのは、間違いないと思っています。そこで彼らしい決定力をしっかり出してくれている。他の選手たちも、そこに上手にボールを供給しているなというところはあります」と、ブラジル人ストライカーがフィニッシュできるチャンスを増やせていると手応えを口にしつつも、「ただ、その反面、失点が今日も多かった。監督としては、両方をやっていかないといけないと思っています」と、失点の多さを反省した。

 そのうえで、あらためてレオ・セアラというストライカーの価値に言及。「レオが、ただ点を取っているだけでなく、あれだけハードワークして取っているのは、いろんな選手の見本になっている。それこそ若い(吉田)湊海とか、(徳田)誉とか、彼らも気づいていますけど、これだけハードワークしたなかで点を取り続けているというのは、本当にすごいことなんだと特に試合に出続けることで2人も感じていると思うので、そこは見習っていってほしいですし、レオに関しては、そのまま続けていってほしいと思います」と、若手に与えている刺激に触れ、レオ・セアラの継続的な活躍を求めた。

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