鹿島サポのブーイング先は「監督であるべき」 鬼木監督は手応えも「結局、結果の世界ということ」

鹿島はアウェー川崎戦で3-3のドロー決着
試合終了のホイッスルが鳴り、選手が整列すると等々力陸上競技場に集まった鹿島アントラーズのサポーターからはブーイングが起きた。選手たちがゴール裏へ挨拶に行った際にも、再びブーイングが起きた。9月19日のJ1第8節、川崎フロンターレとのアウェーゲームで2度リードする展開になったが、後半アディショナルタイムに追い付かれた鹿島は、この試合でリーグ戦の連敗を3で止めたものの4試合未勝利となった。
ベンチからこの様子を見ていた鬼木達監督は、選手たちを庇った。試合後の記者会見で、「最後リードしたので、勝ち点3を取れなかったことを非常に悔しく思いますけど、選手は非常にファイトしてくれた。そういうゲームだと思っています。最後のところは勝ち切れていないので、そこは鹿島としてもう一つ強くなっていくうえで必要なことだと思っていますが、選手たちが戦っていないなら言いますけど、戦ったなかでの結果なので、選手たちを誇らしく思います」と鬼木監督は、この試合の選手たちの戦いぶりを称えた。
常勝軍団・鹿島にとって、3連敗で迎えた一戦が、重要だったことは鬼木監督自身も強烈に認識している。「個人的にも(古巣の川崎が相手で)強い思いもありましたが、3連敗して迎えたゲームだったので、ここから流れを変えようと選手を送り出しています。チーム自体は連敗をしていますけど、エネルギーがあったり、自分自身は彼らを頼もしく思っています。『これから絶対に強くなるな』という確信めいたものがありますが、結果がついてこないと、そこに言葉の重みも乗っかってこないかもしれません。それでも、自分は変わることなく、選手にはそれを訴え続けたいし、ここから流れをもっともっと変えていきたい」と、現在の鹿島に対するポテンシャルを疑っていないと強調した。
そして、「挨拶に行ったところも見ていましたけど、あれだけ頑張った選手たちに対してブーイングもありました。それが鹿島なのかなという想いもありますが、選手には終わってから『そんなに下を向くようなことではない。少なくともオレは誇らしく思っている』と伝えました。これは(選手には)言っていないですけど、最終的にブーイングされるのは、監督であるべきだと思う。今日の選手の頑張りは、自分のなかでは頼もしかったですし、連戦のなかで良くやってくれたと思っています」と試合後のロッカーでの様子を明かした。
選手たちの奮闘に納得しつつも、鬼木監督は「結局、結果の世界ということはわかっているので、またしっかりと結果を残して、今年『共闘』というテーマで戦っているので、しっかりサポーターと一緒に、最後の最後まで戦っていきたい」と、あらためて勝利という結果を追い求めていくことを誓った。
もちろん、サポーターも想いは同じだろう。2度のブーイングのあと、最後には特大の「鹿島アントラーズ」コールをロッカーに歩いて行く選手たちに送り続けていた。AFCチャンピオンズリーグ・エリートの戦いもあり、過酷な日程のなかでリーグ戦4試合未勝利となった鹿島は、サポーターも、選手も、そして誰より監督が勝利に飢えている。






















