本田に厳しい批判、両軍最低点も 「創造性ゼロ」「もう彼ではない」

「ジャングルの中に日本人はひとりぼっち」

 ACミランの日本代表FW本田圭佑が15日のホーム、エンポリ戦で地元メディアから両軍単独最低点など厳しい評価を受けた。寸評でも「創造性ゼロ」「存在感なし」と酷評されている。

 4-2-3-1システムの右攻撃的MFという本来の定位置でスタメン出場した本田は後半34分までプレーしたが、ピッチ上に足跡を残せなかった。退場者や、交代枠を使い切った後での故障者などのアクシデントもあり、ミランは格下相手に劣勢のまま、1‐1ドローに終わった。

 伊紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は背番号10に両軍最低の4点という厳しい評価を与えている。

「自分自身のジャングルの中に日本人はひとりぼっち。ホンダは迷子になり、まっすぐな道を再び見つけることができない。創造性はゼロ。ルイに翻弄されていた」

 本田のプレーについて、辛辣に表現。自信を失ったチームの負のスパイラルに巻き込まれ、本田自身もプレーを見失っているという。相手DFマリオ・ルイとのマッチアップに苦しんだことも大きな減点材料となったようだ。

 一方、本田のサイドで輝いた相手DFルイは7点でMVPに選出された。寸評では「本田とマッチアップした。クロスとシュートで魅せたサンシーロの紳士。スタジアムにはもう一人のルイがいた」と絶賛。かつてミランの背番号「10」を背負った元ポルトガル代表MFルイ・コスタを彷彿させるプレーぶりだったと評価されており、現在ミランで「10番」を背負う本田との評価で明暗を分けた格好だ。

 

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