浦和主将が警鐘「リーグ戦では通用しない」 連敗で見えた“課題”「キャンプのときもあった」

浦和は広島に1-4で敗戦
浦和レッズは8月15日にホーム開幕戦となったJ1第2節のサンフレッチェ広島戦に1-4で敗れた。浦和がリーグ戦で2試合連続4失点以上を喫するのは、クラブ史の中でも2013年のJ1第33節と第34節以来の2回目だった。選手たちからはプレスや守備について反省するコメントが相次いだ。
浦和は8月7日の開幕戦を敵地でガンバ大阪と対戦し、約70分間を10人で戦うゲームながら一時はリードするなど熱戦を繰り広げ3-4で敗れた。そこからの巻き返しを期したゲームだったが、前半16分に広島の左サイドに対するプレスからスタートした場面は、遅れて寄せては次々に外されていった。気がつけば逆サイドの背後に運ばれて、ラストパスはファーサイドまで振られて決められた。現時点で両チームの間にある差をピッチ上のプレーで強烈に表現されたゴールだった。
その後は前半22分にオウンゴールで追いつくも、前半アディショナルタイムには押し込まれた状態から奪いに出たところをワンタッチパスで背後を突かれて失点。後半にも決定機をGK西川周作のセーブで防ぐ場面がありながらセットプレーで追加点を許すと、最後は対人守備のところで意表を突いた技ありのミドルシュートを打たれて失点と、4失点自体もさることながら、その内容的にも厳しいものが続いた。
西川は10人で戦い失点がかさんだG大阪戦との違いについて「今日はどちらかというと、人数がそろっている中でやられてしまったという感覚があります」と話す。そして「確かに守備では、少しのずれが生じたときにエラーが起きやすいところがあります。そこは全員が危機感を持ち、カバーし合わなければいけません。1対1でも一人に任せるのではなく、一人が前へ出て、そこで抜かれたら、次の選手がカバーできる距離にいることが非常に大事です」と課題を話した。
一方で、浦和の後方から前線につなごうとするボールが強引になったところで奪われてショートカウンターを誘発する場面も少なくなかった。MF渡邊凌磨は「途中でボールが引っかかってしまうと、全員が相手に背中を取られたような状態から守備を始めなければいけません」としたうえで、「勝負のパスにはチャレンジしてもいいと思います。ただ、後ろからの不用意なパスによって、カウンターを受ける場面が多くありました。少し安易だった部分は、もしかしたらあったかもしれない。失点する前にも、そういう場面が多かったと思います」と話している。
そして、プレスが外される場面が少なくないことについて、渡邊は「キャンプのときにもありましたけど、『とりあえず(プレスに)行けばいいんでしょ』というやり方は、こういうガチのリーグ戦では通用しません。そこの意思確認や、行くときと行かないときの判断が必要です。行くときは100パーセントで行く。ただ、行かないのであれば、一度しっかりと態勢を整え、また行けるようにする。特に負けているときこそ、そういうところが必要だと思います」と、判断の部分も含めた課題が継続している感覚を言葉にした。
G大阪戦では高揚感や勢いといった要素もあって相手のミスを誘発する場面が多く見られたが、この日の広島には冷静に見極められてしまった感もあった。チームが軸にしている前方向への勢いや圧力にどれだけ精度や判断を伴わせることができるのか、曺貴裁監督の手腕も含め問われるところになるだろう。次節は開幕2連勝のFC町田ゼルビアとの対戦だけに、早くもシーズン序盤のヤマ場がやってくると言えそうだ。






















