自ら降りた副主将「自分に集中」 監督&主将に直談判…プロ10年目で「一回スッキリ」

町田戦に出場した高宇洋【写真:増田美咲】
町田戦に出場した高宇洋【写真:増田美咲】

高宇洋がプロ10年目のシーズンに臨む

 FC東京は8月11日、小平練習場で公開トレーニングを行なった。トレーニング後にMF高宇洋が取材に応じ、副キャプテンの役職から離れた理由を語った。

 約700人のファン・サポーターが詰めかけた小平練習場で約2時間のトレーニングを行なった。ミニゲーム形式がメインのなか、高は中盤で強度高くプレー。トレーニング後には、長蛇の列を作ったファンサービスにも快く応じた。

 明治安田J1百年構想リーグでは、MF常盤亨太の台頭とMF橋本拳人の復調もあり、ベンチを温める時間が増えた。終盤には負傷の影響もあり、満足いく半年間を過ごすことはできなかった。

「最後に怪我をしていたので、もう一回自分の中で身体作りだったりを見つめ直して。そこが上手くいきながら、キャンプも含めて一回も離脱することなくできた。まずは本当に長い一年になると思うので、怪我をせずにというところでやっていきたいなと思います」

 今季でプロ生活10年目。「振り返ればいろんなこともありました」とこれまでの歩みを回想しながら、「やっぱり苦しい思いをした方が多かった」と神妙な面持ちで言葉をつないだ。それでも「それなくしてはここまで来れなかった」。自分の歩んできた道に後悔はなく、先を見据える8番の姿があった。

「まだまだ今も上を目指してやっているので。(アルビレックス新潟では)J2で優勝しましたけど、やっぱりJ1でタイトルが取りたいなっていうのはあります。それはチームとしても掲げている目標なので、そのためにしっかりと毎日、勝つために日々過ごしていきたいなと思います」

 今季から副キャプテンから外れ心機一転のシーズンにもなる。百年構想リーグを終えてからすぐに松橋力蔵監督に直談判。キャプテンのDF室屋成にも直接伝え、「一回自分に集中したい」と自分自身に矢印を向けた。

「今のチームの勢いも含めて、稲村(隼翔)のような勢いのある選手に任せたかったですし。僕もそんなに気負ってはやっていなかったですけど、一回自分に集中したいですと。自分に矢印をもっと向けながら、いい競争もありますし、もう一回自分でやれることをしっかりやっていきたいなという思いで話をしました。一回ちょっとスッキリしてやろうと思います」

 節目のシーズンに副キャプテンから外れる決断。百年構想リーグを経てより強くなった青赤の8番がリーグ優勝を目指す一員として、勝負の一年に挑む。

(FOOTBALL ZONE編集部・上原拓真 / Takuma Uehara)



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