2点を追う展開も「ちょっと難しいな」 影響した真夏の開幕戦…指揮官がHTに交代をしなかった理由

水戸は柏に1点差に迫るも敗れた
水戸ホーリーホックは8月8日、明治安田J1リーグ開幕戦で柏レイソルとアウェーで対戦し、1−2で敗れた。柏に対してミラーゲームを仕掛けたが、前半5分にFW垣田裕暉に決められていきなり失点。その後、一度は流れをつかみかけたが、守備が甘くなったところをMF小泉佳穂にミドルシュートを決められて、前半だけで2点を追う苦しい展開となった。
ハーフタイムで戦術的な選手交代を行っても不思議ではない戦いぶりだったが、樹森大介監督は動かなかった。最初の選手交代は後半14分、2枚替えでFW谷口海斗とDF河面旺成を投入した。この交代以降、水戸は流れが良くなっていき、後半23分にはPKを獲得。FW内野航太郎がクラブのJ1初ゴールを決めた。
試合後の会見で樹森監督は「前半も決して萎縮したわけではなく、臆病になったわけでもないんですけれど、個のところで外されてしまう場面が多々あり、そこで失点につながってしまったなと感じています。そういったところでやられてしまうと、勝敗に大きくしてしまう。当たり前ですけど、個のマンパワーを同時に成長させていかないといけない。組織的に守れる場面もあったと思うので、J1は甘くないなと再確認できました」と、試合を振り返った。
そしてハーフタイムに選手交代を行わなかった理由についても言及。「昨日のJ1を見ても90分もたない選手が多くて、必要以上の交代はちょっと難しいなというところもありました。内容的というよりは、体力的な面を見ながら判断しました。ハーフタイムに『こうやろう』と修正すれば、できる選手達だとも思ったので、そこは彼らを信じました」。前日7日に猛暑の中で行われた横浜F・マリノス対鹿島アントラーズの開幕戦で、多くの選手達が後半に足をつっていたことから、早い時間帯に交代カードを切ることがためらわれたと明かしている。
1点差まで詰め寄った水戸は、終盤にも押し込む場面をつくったがフィニッシュやクロスの精度を欠き、同点に追い付くことはできなかった。それでも2025シーズンを2位で終えた柏を相手にチャンスも作り、追い上げることができたことは、次への自信にもなったはず。初挑戦のJ1、初の夏の開幕と未知との戦いが多いクラブは、出て来た課題を一つ一つクリアーしながら、J1残留という目標に挑んでいく。





















