FIFA会長に初の辞任要求「信頼ない」 ノルウェー協会決定…文書送付へ「引き返す道ない」

FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長【写真:ロイター】
FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長【写真:ロイター】

ノルウェーサッカー協会の理事会で決定した

 ノルウェーサッカー協会(NFF)のリセ・クラヴェネス会長は、FIFA(国際サッカー連盟)のジャンニ・インファンティーノ会長に対し、即時辞任を求める方針を明らかにした。英紙「ザ・ガーディアン」が現地時間8月7日に独占インタビューとして報じている。ワールドカップ(W杯)の株式を民間投資家に売却しようとした「FIFAフォーワード・エンタープライズ(FFE)」構想の破綻など、相次ぐ混乱を受けて直接辞任を要求する最初のサッカー協会となった。

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 NFF理事会は現地時間8月6日夜の会合で決定を下した。クラヴェネス会長は同紙の取材に対し、「インファンティーノに対する信頼はもうないと判断した。毎年、あらゆる時期に懸念される方向へ一歩ずつ進んできた。信頼は完全に失われ、インファンティーノが引き返す道はない」と語り、グローバルなサッカーコミュニティが前を向くために即時辞任を求めると説明している。NFFは1週間以内に辞任を要求する正式な文書を送付する予定だ。

 さらにNFFは、インファンティーノ会長が2016年に就任した際に可決された改革パッケージの全面的な見直しを要求することで合意。また、FFEスキャンダル、ドナルド・トランプ元米大統領へのFIFA平和賞授与、W杯でのフォラリン・バログンを巡る問題の3点について、FIFA倫理委員会へ新たな申し立てを行う準備を進めている。欧州の主要なサッカー協会にも同調を呼びかけ、プレッシャーを強める構えだ。

 UEFA(欧州サッカー連盟)加盟国はFIFA大会へのボイコットを示唆する強い姿勢を維持している。クラヴェネス会長は「グローバルなサッカーの協力関係が危機に瀕している。今がこの問題の土壇場だ」と強調。9月5日にポーランドで開幕予定のU-20女子W杯がボイコットの最初の対象となる可能性があるものの、それまでに問題が解決されることへの期待感も示している。

 2022年3月の会長就任以来、人権問題やガバナンス基準について発言を続けてきたクラヴェネス会長。揺らぐ国際サッカー界のリーダーシップに対し、厳しい姿勢を崩していない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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