開幕直前に電撃移籍「サイドバックいない」 急遽3バック変更…2日前に「何であれやろう」

千葉の米倉恒貴【写真:徳原隆元】
千葉の米倉恒貴【写真:徳原隆元】

千葉の米倉恒貴「まだまだ、そこまで落とし込めていない」

 第31回ちばぎんカップが8月1日にフクダ電子アリーナで行われ、90分を0-0で終えた後のPK戦でアウェーの柏レイソルがジェフユナイテッド市原・千葉に5-4で勝利した。この試合に千葉は3バックで臨んだが、開幕直前にチームの中心だったDF高橋壱晟がヴィッセル神戸へ移籍した影響が大きかった。

 後半23分から3バックの右に入ったDF米倉恒貴は、この試合を3バックで入った経緯について「(高橋)壱晟が急にいなくなっちゃったんで。サイドバックがいないというところで、急遽っていう感じでした」と明かした。ボールを保持した際には4バックに移行し、米倉も右サイドバックに入っていたが、「まだまだ、そこまで落とし込めていない」と、守備時は3バックがベースに、攻撃時には4バックになる形も、ほぼこの試合でのアドリブだったと説明した。

 この3バックについて「オプションとしてポジティブに捉えて良いと思う」と米倉は話したが、前向きな材料としては新加入のDFダニエル・ホールが安定感ある守備を90分にわたって見せたことも挙げられる。前半は3バックの右、後半は3バックの中央を務めたオーストラリア人DFは、「ホームの素晴らしいサポートを受けて、初めてプレーできたことを栄誉に思います。このクラブのために、これからも最善を尽くしていきたい」と、初めてのフクダ電子アリーナでの試合を振り返った。

 チームとしても、3バックを準備したのはこの2日くらいだったというが、ホールは「チームのためになることはどこであれ、何であれやろうと思った。どこでプレーをすることになっても、チームを最優先に考えて、求められたことをやるだけ。昨日の練習でこの試合を3バックをやるとわかったけれど、僕は以前にもこのシステムでやっていたから問題なかった」と、振り返った。

 千葉に加入してから90分間フル出場したのは初めてだったというホールは、日本のサッカーの印象に付けて「テンポが早く、パスのクオリティがとても高い。選手達が才能豊かで、技術的にもとてもレベルが高い」と言い、「自分にとって、かなり良いチャレンジの1年になると思う」と、まもなく開幕するシーズンへの期待を膨らませた。

 直近の2年間は、ニュージーランドでプレーしていたというホールは「こんな暑さになったことはなかったから、日本の暑さに適応しないといけないね。ただ、徐々にそれもできていると思う。なかなか練習をしても暑さにはなれないけれど、試合になれば両チームとも同じ条件だから問題ないよ」と、自信を見せた。

(河合 拓 / Taku Kawai)



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