元日本代表42歳が現役引退 国際Aマッチ81試合…シーズン途中に決断「後悔はありません」

元日本女子代表の福元美穂【写真:アフロスポーツ】
元日本女子代表の福元美穂【写真:アフロスポーツ】

女子W杯優勝メンバーのGK福元美穂が現役引退を発表した

 なでしこリーグ1部の岡山湯郷ベルは7月31日、元日本女子代表(なでしこジャパン)のGK福元美穂が、同日をもって現役を引退することを発表した。10月25日に行われるリーグ第22節にて、引退セレモニーが実施される予定となっている。

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 現在42歳の福元は、神村学園高を卒業後の2002年に岡山湯郷ベルへ加入。90分間途切れることのない的確なコーチング、判断の速さと思い切りの良い飛び出しで数々のピンチを救い、長年にわたり守護神としてクラブの躍進を支えた。その後はINAC神戸レオネッサ、ちふれASエルフェン埼玉、サンフレッチェ広島レジーナと渡り歩き、昨年5月に古巣である湯郷ベルへ復帰を果たしていた。

 日本代表としても輝かしい実績を残し、国際Aマッチ81試合に出場。2008年の北京五輪でチームの4位入賞に貢献した。2011年の女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会では優勝メンバーに。2012年ロンドン五輪では、6試合に出場して好セーブを連発し、銀メダル獲得を最後方から支えた。2015年W杯カナダ大会の準優勝と、チームを支えるメンバーとして名を連ねた。

 今季はリーグ第2節のVONDS市原FCレディース戦で、湯郷ベルとしては約9年9か月ぶりとなる先発出場を果たし、3-0のクリーンシート達成と勝利に貢献する活躍を見せていた。

 福元はクラブを通じて発表したコメントで、「シーズン途中ではありますが、この度、サッカー選手を引退することを決めました。勝つために、チームのために、一日一日を大切に過ごしてきたので、後悔はありません。大好きなサッカーをこれほど長い間続けられ、たくさんの方々に応援していただけて、本当に本当に幸せな時間でした」と感謝を綴った。

 また、一度は離れたものの、古巣に再び戻ってスパイクを脱ぐことになった特別な思いも明かしている。

「2016年に、長年情熱を注ぎ続けた湯郷ベルを一度離れたとき、ここに戻ることはないと思っていました。そして、そのことがずっと心に引っ掛かっていました。昨年5月、勇気を出して復帰させていただき、約1年間、またこのユニフォームを着て戦い、ここで引退できたことで、人生のミッションを達成できたと感じています!」

 ピッチに声を響かせ、最後方から仲間を鼓舞し続けた偉大な守護神が、誇り高きキャリアに静かに幕を下ろす。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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