再建のイタリア代表で露呈した「大混乱」 就任16日で退陣…監督人事を巡り対立「信頼関係の崩れ」

パオロ・マルディーニ氏らが退陣へ【写真:Maurizio Borsari/アフロ】
パオロ・マルディーニ氏らが退陣へ【写真:Maurizio Borsari/アフロ】

要職に就いていたマルディーニ&レオナルドの両氏が辞任

 2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)での出場を最後に3大会連続でW杯出場を逃しているイタリアだが、同国のサッカー界は大混乱が続いている。2030年W杯に向けて、イタリアサッカー連盟(FIGC)は元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏と元ブラジル代表MFレオナルド氏を組織に迎え入れた。しかし、就任から16日で彼らはFIGCを去る結果になってしまった。

 11日にFIGCの新たなテクニカルディレクターに就任したマルディーニ氏とアドバイザーとなったレオナルド氏。彼らはジェンナーロ・ガットゥーゾ監督の後任選びに着手した。イングランド1部マンチェスター・シティを離れたジョゼップ・グアルディオラ監督に断られたあと、2人はイタリア1部ACミランでチームメイトでもあった元イタリア代表MFアンドレア・ピルロ氏の就任に向けて動いた。

 しかし、ピルロ氏はロシア資本の賭博会社『フォンベット』のグローバルアンバサダーを務めている。FIGCのジョバンニ・マラゴ会長は、ピルロ氏とフォンベット社の問題について全面的な調査を開始し、ピルロ氏の代表監督就任を保留した。そして、イタリア国内でも反発が大きく、ピルロ氏の監督就任は見送られたと伝えられている。

 次期監督候補については、ロベルト・マンチーニ氏、アントニオ・コンテ氏の名前が挙がっているなかで、マルディーニ氏と、レオナルド氏は、マラゴ会長との信頼関係の崩れから契約を解除することになったという。

 イタリア国内のみならず、世界中から注目されるイタリア代表だが、再出発で思わぬつまずきを世界に見せる事となってしまった。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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