メッシ、涙の理由「イライラしていた」 PK失敗で敗退危機…0-2は「厳しい状況に見えた」

アルゼンチン代表のリオネル・メッシ【写真:ロイター】
アルゼンチン代表のリオネル・メッシ【写真:ロイター】

メッシ「きょうの試合で起きたことすべてに、本当にイライラしていた」

 アルゼンチン代表は現地時間7月7日、北中米ワールドカップ(W杯)のラウンド16でエジプト代表と対戦した。2点を先行される厳しい状況になったアルゼンチンだったが、後半に大逆転劇を見せてベスト8進出を決めた。この試合で同点ゴールを挙げたメッシは、試合後に号泣していたが、その理由を英紙「The Sun」が伝えている。

 アルゼンチンは立ち上がりからボールを支配したが、前半15分にセットプレーから先制点を決められる。それでも前半21分には、PKを獲得。前回大会からW杯8試合連続でゴールを決めていたメッシがPKのキッカーを務めたが、左足から放たれたシュートはGKに防がれて今大会2度目のPK失敗となった。

 その後、後半22分にも追加点を許したアルゼンチンは、これで敗退となるかと思われた。しかし、ここからアルゼンチンの逆襲が始まる。後半34分にDFクリスティアン・ロメロが1点を返すと、その4分後にはメッシがW杯9試合連続となるゴールを決めて追い付く。さらに後半AT3分にはMFエンソ・フェルナンデスが逆転ゴールを決め、大逆転劇を起こした。

 試合後、メッシは「きょうの試合で起きたことすべてに、本当にイライラしていた。特にあのPKを外したあとは、なおさらだった。もし決めていれば、試合の流れは変わっていただろう。失点はしたけれど、良いプレーができていたからね」と、一つのW杯で2度PKを失敗するという史上初の記録もつくった試合後の涙の理由を語った。

 2度のPK失敗がありながらも、この試合でも同点ゴールを決めており、今大会の通算ゴールを9として、再び得点ランクの単独首位に立った。まだ連覇に挑むことができることについて、メッシは「このチームは勝利に値する。戦い続け、挑戦し続けるに値するグループだ」と胸を張り、「クティ(ロメロ)のゴールが決まったとき、誰もが心の底から『いける!』『成し遂げられる!』と信じられた。幸運なことに同点に追い付くことができて、90分で勝利を収められた。延長戦にもつれる必要もなかったのは大きい」と、消耗を抑えられたことの意義も口にした。

 そして「0-2とされたときは厳しい状況に見えたけれど、なんとか試合をひっくり返せた。正直、あのように2点差を跳ね返すのは簡単ではない。特にW杯という大会の展開、誰もがタダでは何も与えてくれない事実を考えると、余計にそう感じるよ」と、メッシは全力を尽くして掴んだ逆転勝利を喜んだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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