W杯で物議の判定「不注意なチャレンジ」 “紙一重”のプレーに現地注目「非常に幸運だった」

イングランド×ガーナで疑惑の判定
イングランド代表は現地時間6月23日、北中米ワールドカップ(W杯)でガーナ代表と対戦。この試合で際どい判定が起こり、話題を呼んでいる。米スポーツ専門局「ESPN」がVARのプロトコルと競技規則の観点から検証。「イングランドはどちらの状況でも非常に幸運だったと考えている」と試合を振り返った。
最初の場面は後半22分、ガーナのFWプリンス・アドゥがディフェンスラインの裏へ抜け出し、イングランドのGKジョーダン・ピックフォードと激しく衝突した。主審はイングランド側のフリーキック(FK)と判定し、VARのチェックでも介入の基準に達しなかった。記事では、アドゥがボールに触れられず両者が衝突したため、守備側のFKが最も安全で理解しやすい判定だったとしつつも「ピックフォードは非常に幸運だ。衝突前にアドゥが少しでもボールに触れていれば、決定的な得点機会の阻止(DOGSO)で退場処分になっていた」と紙一重だったことを指摘している。
さらに後半34分には、再び裏へ抜け出したアドゥに対し、イングランドのDFエズリ・コンサがペナルティーエリア内でチャレンジして倒したように見える場面があった。ここでもVARの介入はなかったものの、記事ではコンサの対応を「不注意なチャレンジであり、ファウルと判定されなかったのは幸運」と分析。「このようなチャレンジを仕掛ける場合、ボールを奪いきれなければPKを与えるリスクが非常に高くなる。コンサは接触がそれほど大きくなかったことに救われた」と、守備側の軽率なプレーだったという見解を示している。
W杯特有の介入基準の高さや、両者が同じ方向に動いて倒れ込んだという特殊なシチュエーションが考慮され、VARのオンフィールドレビューには至らなかったという。しかし、一歩間違えれば一発退場やPK献上という危機に瀕していただけに、イングランドにとっては冷や汗をかく検証結果となった。

















