リバプール処分回避へ サウサンプトンDFへの不正接触で調査も「クラブ間で解決」

ファン・ダイク獲得を巡る問題でリーグに提訴も、最悪の事態は免れる

 プレミアリーグのリバプールは、サウサンプトン所属のオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクに対して契約期間中に不正接触したとして調査されていたが、「処分なし」となることが極めて濃厚になった。英紙「テレグラフ」が報じている。

 リバプールはファン・ダイクの獲得に興味を示して選手サイドと接触したが、これが契約期間中の選手に対して所属クラブの許可を得ていないものだったとしてサウサンプトンが抗議。リバプールは公式に謝罪する事態に追い込まれ、サウサンプトンはリーグに提訴していた。

 しかし、同紙はプレミアリーグによる予備調査により、正式な懲戒手続きを開始するのに十分な証拠がないと結論づけられたと報じている。また、サウサンプトンから新たな証拠の提出もなく、クラブ間で問題も解決しているとされた。これにより、リバプールが補強禁止処分など、なんらかの処分を受ける可能性は極めて低くなった。

 リバプールはファン・ダイク獲得に向けて6000万ポンド(約87億円)の移籍金を用意するとされていたが、サウサンプトンからの抗議により、これ以上獲得に対して追跡しないことを明らかにしていた。

 今夏の移籍市場でモナコの18歳新鋭FWキリアン・ムバッペなどの獲得に乗り出しているリバプールだが、汚名こそ被ったものの、この不手際による補強禁止など最悪の事態は免れる模様だ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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