遠藤航が踏み出した「大きな一歩」 森保監督が「違和感」言及も…「心配してもらわなくて大丈夫」

遠藤航が3か月ぶりに実践復帰した
日本代表は5月31日、北中米ワールドカップ(W杯)に向けた壮行試合でアイスランド代表と対戦し、1-0で勝利した。この試合でMF遠藤航(リバプール)は約3か月半ぶりとなる公式戦出場を果たし、前半の45分間プレーした。
【PR】ABEMA de DAZN、2/6開幕『明治安田Jリーグ百年構想リーグ』全試合生配信!毎節厳選6試合は無料!
W杯は3度目となる遠藤だが、国立競技場に到着した際にはいつも以上にたかぶっていた。「お昼を食べて、ちょっと昼寝するみたいな感じだったんですけど、その時もなんかちょっと興奮していましたね」と少し恥ずかしそうに語った。
そして、「バスの移動とかも含めて、久しぶりだった。今までのキャリアの中でも、これだけ試合から離れるってことが、あまりなかったんで。そういう意味では、別に何か意識したわけではなく、勝手にそういう気持ちになったというか、純粋な自分の今の気持ち。やっぱりサッカー好きなんだなっていうのは、あらためて感じましたし、試合ができる喜びを感じてプレーはしました」と、3か月半ぶりになった公式戦出場を振り返った。
今回のアイスランド代表戦では、前キャプテンのDF吉田麻也が1試合限定で代表に復帰した。「また一緒にプレーできて嬉しいなという喜びを感じながら」この試合もプレーしていたという遠藤だが、前半14分に吉田がベンチを退く際には、キャプテンマークを託された。
「(キャプテンになって)もう3年半経っていますし、自分なりにキャプテンとして、このW杯までやってきた自負もある」という遠藤は、吉田からキャプテンの後継者としての特別なアドバイスは受けていない。それでも、カタールW杯までの3大会に出場していた吉田からキャプテンマークを引き継ぐ姿は、日本サッカー界を支えてきたレジェンドたちの思いを現代表選手に託す、特別なシーンだった。
「そこは監督の演出もあるというか」と笑った遠藤は、「やっぱり麻也さんをここに呼んでいるというところは、そういうのがあるっていうこと。僕は単純に麻也さんへのリスペクトがありますし、相手チームも含めて、そういうことを受け入れてくれたことに感謝しなければいけないと思う。僕だけじゃなくて、他の選手もやっぱり麻也さんの貢献は分かっている。麻也さんもそれに値するだけの活躍というか、貢献をこの代表にしてくれたからこそじゃないですかね」と、あらためて吉田の偉大さを口にした。
本大会でもチームを引っ張っていくことが期待されるが、コンディションは万全と言える状況にはない。試合後の会見で森保一監督は、「違和感を覚えた」ことから45分で交代させたと話していたが、遠藤自身もそれを認めつつ「別にオペをしたところが、何かおかしいわけではない。そこは心配してもらわなくて大丈夫」と、負傷した箇所が悪化したわけではないと説明した。
「そこの周りが結局、張りが出やすかったりするなかで、ワンプレーで違和感を覚えたり、張りが出て走るのにも歯がゆさがあるみたいな感じになる。プレーが全くできないという意味ではないし、この45分をやったことが、自分にとっては大きな一歩。やっぱり3か月半とか、そのくらい空いていたので。もちろん90分やるつもりでいましたけど、それが出来た方がちょっとおかしいかなという感じだと思うので(笑)。個人的にはポジティブですし、足に良い負荷がかかったので、良くなっていくと思います」と、あくまで順調に回復しているなかでのことだと、無事を強調した。
そんな遠藤の復帰戦だったが、途中出場したDF菅原由勢のクロスから、同じく途中出場だったFW小川航基がゴールを決めて、日本は勝利した。過去2度のW杯でもメンバー入りしている遠藤は、この試合に日本がW杯で勝つための重要なポイントがあると語る。
「もちろん自分自身だけのためにプレーするわけではないんですけど、やっぱり一人ひとりが『ヒーローになる!』ぐらいの気持ちで挑まなきゃいけないと思うんです。それが結果的にチームのためになるし、サッカーのためになる。今日も交代で出た選手たちがアシストをして点を取って勝った。そういったシーンは、間違いなくW杯で勝つために必要なので。スタメン11人だけで戦うのではなく、やっぱり全員で。いるメンバー、スタッフ、監督を含めて戦うわけなので、そういう途中から出た選手たちも今日はすごい、ギラギラしたなかでプレーしてくれたと思いますが、やっぱりそういったものが最終的には優勝に導くと思う。本当に5分、10分しか出られない選手でも、1点取って勝利に導くことができる。その準備を一人ひとりがやっていくっていうのは大事かなと思います」
リバプールがプレミアリーグを制した昨シーズン、遠藤も決して出場時間が長かったわけではなかったが、クローザーとして重要な役割を果たしていた。世界のトップ・オブ・トップで勝つ経験をしてきた頼れるリーダーが、まだ見ぬベスト8以上の景色へ、チームを牽引していく。
(FOOTBALL ZONE編集部)














