浦和サポの「熱量は相変わらずすごい」 J助っ人が古巣と対峙…PKは「蹴りたくなかった」

FC東京のアレクサンダー・ショルツ【写真:徳原隆元】
FC東京のアレクサンダー・ショルツ【写真:徳原隆元】

FC東京DFショルツはPK戦でまさかの失敗

 古巣との一戦、さらに直近2度のPK失敗をしていたFC東京のDFアレクサンダー・ショルツは、この試合で自分がPKを蹴ることになるとは微塵も思っていなかったと、試合後に苦笑した。5月16日のJ1百年構想リーグ第17節で、2位のFC東京はアウェーで浦和レッズとの対戦を迎えた。試合は0-0のままPK戦に突入したが、PK戦でも両者は譲らずに13人目までもつれることとなった。

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 ショルツはFC東京の9番目としてキッカーを務めた。直前に浦和のDF宮本優太が外していたことで、ショルツが決めればFC東京が勝利という局面だった。ミックスゾーンでGK西川周作とのPKについて問われると、「それが最初の質問になるとわかっていたよ」と苦笑したFC東京の24番は、「酷いキックだった。PKについては自信を取り戻せるようにしないといけないね。試合に勝てたことは良かったけれど、自分のPKは良くなかったね」と、反省しきりだった。

 キックの前には西川とやりとりをしているようにも見えたが「言葉は交わさなかった。握手をしていた。(西川が自分のPKのクセを知られていることもあって)蹴りたくなかったんだ。自分が蹴る前に終わってくれればいいなと思っていた。蹴りたくない。そう思っている時点で良いキックはできないし、決められないよね。PK戦はくじ引きみたいなものだし、あまり真剣に考えないほうがいいと思っている」と言い、「良いゲームが個人的にできたと思っているし、チームも特に守備は良かったと思う。それなのに、今はPKを失敗したことばかりが頭のなかに残ってしまうから、この方式は早く終わってほしいよ。あまり頻繁にPKは蹴りたくないよ」と、冗談交じりに引き分けで終わるリーグの再開を願った。

 PK戦が始まる前には、浦和のゴール裏にいたフラッグを持つファン・サポーターがPK戦に向けて、シュートが蹴られるゴール裏へと一斉に移動した。そしてFC東京の選手たちがPKを蹴る直前に一斉にフラッグを上げるなどして、気を逸らそうとした。「今日は自分が最後の方でシュートを蹴らないつもりだったから、余計にいろいろなところが目に入ったよ。普段はあんなに見ないんだけどね。でも、確実にこういったアウェーの雰囲気は選手に影響を与えると思う。浦和のサポーターの熱量は相変わらずすごいなと感じた」と、ショルツはかつて応援を受けていた浦和のファン・サポーターの圧について語った。

 PK戦の末に勝利したFC東京だが、明日の千葉と鹿島の試合次第では、1位の可能性がなくなる。それでもショルツは「できることはやったと思う。明日、千葉の助けが必要だが、自分たちが良いものを積み上げられていることは間違いない。だから明日の結果がどうなったとしても、自分たちのやっていることをやり続けることが必要だと思う」と、チームの成長ぶりには確かな手応えを感じていると前を向いた。

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