アフリカ最強のタレント集団 予選無敗と圧倒…フランスに次ぐ熾烈な”2番手争い”へ|セネガル

英雄的存在のサディオ・マネ【写真:ロイター】
英雄的存在のサディオ・マネ【写真:ロイター】

マネ、ジャクソン、クリバリら擁するセネガル

 3大会連続4回目の出場となるセネガルは2025年のアフリカ・ネーションズカップで開催国モロッコとの激闘を制して優勝を勝ち取った。しかし、判定に不満を持った選手たちがロッカールームへ引き上げた行為によって試合を棄権したとみなされ、後にタイトルを剥奪された。そんなトラブルもあったが、アフリカ最強と呼ぶにふさわしいタレントが揃っているのは確かだ。中でもリバプールやバイエルン・ミュンヘンでレギュラーとして活躍したFWサディオ・マネ(アル・ナスル)は国の英雄的存在で、歴代最高の選手といっても過言ではないだろう。

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 あの名将ユルゲン・クロップをして、リバプールからバイエルンへの移籍が決まった際には「リバプール史上最も偉大な選手の一人」と称した。抜群のスピードとそれを90分間維持する無尽蔵のスタミナ。ここ一番での決定力など、持っている能力はどれもピカイチ。前線からのプレッシングを欠かさない献身性も備えている。歴代最多得点記録も保持し、2018年のロシアW杯では日本代表を相手にもゴールを決めた。

 左サイドを主戦場とするマネを軸とした攻撃がうまくハマれば、強豪国のディフェンスにも風穴を開けることは十分に可能だ。FWニコラス・ジャクソン(バイエルン・ミュンヘン)、FWイスマイラ・サール(クリスタル・パレス)といった個性的なアタッカーも攻撃に彩りを加える。

 アフリカ予選は10試合を7勝3分の無敗で乗り切り、22得点3失点と攻守に安定していた。攻撃陣のリーダーがマネなら、守備陣を支えるのは圧倒的パワーを誇るキャプテンのDFカリドゥ・クリバリ(アル・ヒラル)や中盤でボールを刈り取るMFイドリッサ・ゲイェ(エバートン)。経験豊富なベテランたちがチームの根幹を支えている。

 大会屈指の熾烈な争いが予想されるグループなだけに、勝ち点の取りこぼしはもちろん許されない。特にフランスに次ぐ2番手の位置を争うことになりそうなノルウェーとの試合は大一番と位置づけられるはず。組織力の高さはノルウェーに分がありそうだが、アフリカでも随一のタレント力では決して引けを取らない。前回大会ベスト16の主力が残っており、W杯での経験という意味でも一日の長があるだけに、大会のダークホースと目されるノルウェーを退ける可能性も十分にあるだろう。

 初出場で最高成績のベスト8になった2002年の日韓W杯では、初戦でフランスを下して一気に駆け上がった。奇しくも今大会の初戦もフランスとの激突。24年前の衝撃を再び起こすことができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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