日本代表から芸術弾も…記憶が「あまりない」 監督も絶賛の”30mループ弾”「よく見ていた」

東京ヴェルディの熊取谷一星【写真:松尾/アフロスポーツ】
東京ヴェルディの熊取谷一星【写真:松尾/アフロスポーツ】

東京VのMF熊取谷一星が鮮やかなゴール

 スーパーゴールが失いかけた流れを引き戻した。4月29日、J1百年構想リーグ第13節で首位の鹿島アントラーズをホームに迎えた東京ヴェルディは、前半19分に先制点を許す苦しい試合展開となる。それでも直近3試合無失点だった鹿島から、MF熊取谷一星が鮮やかなゴールを決めた。

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 鹿島のDF安西幸輝のボールコントロールが乱れると、「守備をしている時に一瞬、(GKの位置が)見えた」という熊取谷が、ゴールから30メートルはあろう位置から正確にコントロールされたシュートをゴールに送り込んだ。

 日本代表GK早川友基も守りようがないスーパーゴールだった。城福浩監督も「あれも良い守備からなんです。前線の守備だけじゃなく、コンパクトに保ちながら誘導して、逆サイドが縦ずれ、横ずれして、相手のアンカーを潰しに行く。これが機能したからあそこにこぼれてきたと思う。彼はキックに自信があるので、良いところにこぼれたボールを迷わず打ったのだと思いますが、GKの状況もよく見ていたと思います」と、チームとして守備がハマったなかで、熊取谷の個の力が生きたゴールに好感触を口にした。

 決めた熊取谷は、距離のある位置からの芸術的なゴールについて、これまで決めた記憶は「あまりない」と言いつつも、「良い守備の立ち位置からこぼれてきたので、冷静に打つことができて良かったと思います。良い感じに力が抜けたのと、キックは自分の武器なので、それが出せて良かった」と、監督の予想通りに振り返った。

 第5節で鹿島と対戦した際には、0-2というスコア以上の完敗を喫していたが、約1か月半ぶりの対戦で、チームはまったく違う姿勢を見せた。「アウェーの時は自分たちの良さを全然出せなかったのがあったと思うので、そこを鹿島さん相手にどう出すか突き詰めた結果だと思います」と、熊取谷はスタートからチームが機能した理由を口にした。

 東京Vは攻撃にアクセントを付けられるMF山見大登がトレーニング中の負傷で長期離脱することが確実視されている。そのなかでアタッカーの熊取谷が結果を出せたことは、チームにとっても不安を払拭する材料になるはずだ。熊取谷は「結果を出せたことは良かったですが、山見くんもそうですが、今日の試合では(吉田)泰授くんもケガをしてしまったので。そういう人たちの思いとかも力に変えて、日々やっていくのが本当に大事だと思う。サッカーができるありがたみをちゃんと表現していきたい」と、ピッチを離れている仲間の分も活躍することを誓った。

(河合 拓 / Taku Kawai)



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