前日に伝えた後任打診「ビックリ」 浦和SDが説明、ワンダーボーイに期待する「大きな変化」

かつて浦和でプレーをした田中達也【写真:築田純/アフロスポーツ】
かつて浦和でプレーをした田中達也【写真:築田純/アフロスポーツ】

堀之内SDが田中達也コーチとのやりとりを明かした

 浦和レッズは4月28日、マチェイ・スコルジャ監督との契約解除と、田中達也アシスタントコーチの暫定監督就任を発表した。同日に取材対応した堀之内聖スポーツ・ダイレクター(SD)は、田中暫定監督について「指導スキルやスタイル、指導者として発する言葉をここ数か月、見させてもらった。その1つ1つの要素を見た時に、残り8試合を任せたいと素直に思った」と期待を込めた。

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 浦和はJ1百年構想リーグ第12節を終え、3勝3PK負け6敗の勝ち点12で東地区7位。PK負け2試合を含む7連敗中だった。堀之内SDによれば、27日の協議で決定し、28日朝にスコルジャ監督に加え、ラファウ・ヤナスコーチ、林舞輝コーチとも契約解除を通達し、発表に至ったという。新設されるU-21リーグで浦和の監督を務めることが内定し、百年構想リーグではトップチームのアシスタントコーチを務めていた田中暫定監督の就任が決まった。

 堀之内SDは田中暫定監督の選定について「この件を相談したのは昨日。伝えた時にはビックリされていた。少し考える時間が欲しいという反応の後だったが、第一声としては『光栄です』と。最終的には受けていただいた。選手としても関わったクラブのために全力を尽くすという言葉もいただいた」と、やり取りを明かした。

 田中暫定監督は過去に浦和の名選手として活躍し、堀之内SDとも長年チームメートだった。そのため「どういう選手だったか、パーソナリティも熟知しているつもり」と語る。

 一方で「U-21の監督に就任する際、彼が持っているゲームモデルのプレゼンテーションもしてもらい共有してもらった。攻守や4局面のディテールに踏み込んだプレゼンがあった。今回、田中監督に残り8試合をお任せした1つの要素になっている」とし、「クラブのレジェンドだからではなく、彼の持つ指導スキルやスタイル、指導者として発する言葉をここ数か月、見させてもらった。その1つ1つの要素を見た時に、残り8試合を任せたいと素直に思った」と、あくまで手腕への期待がオファーの理由であることを強調した。

 28日のトレーニングから指揮を執っている田中暫定監督について、堀之内SDは「朝のミーティングからすでに映像を用いてプレゼンし、ピッチで理路整然とトレーニングしてくれた。ミーティングや練習の冒頭で選手たちに伝えた言葉など、一つ一つに対する選手のまなざしも見て、しっかり受け止めているし、大きな変化が生まれる期待感を感じた」と、現状打破への期待を込めた。

 29日には百年構想リーグ第13節で川崎フロンターレと対戦する。堀之内SDは、百年構想リーグ後に行われるシーズン移行を踏まえ、2026-27シーズンには新監督を選定する意向を明らかにしており、東地区のリーグ戦6試合と順位決定プレーオフに全力を尽くす形となる。

 浦和では2018年、暫定監督を務めた大槻毅氏が公式戦6試合無敗とチームを立て直し、後任のオズワルド・オリヴェイラ監督へとバトンをつないだ過去がある。かつて“ワンダーボーイ”と称され埼玉スタジアムを沸かせたアタッカーが、どのような采配を振るうのか注目される。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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