7連敗の浦和「どうしたらいいか分からない」 選手吐露…空中分解なら「本当に終わり」

浦和レッズの石原広教【写真:徳原隆元】
浦和レッズの石原広教【写真:徳原隆元】

石原広教「どうしたらいいか分からないみたいな雰囲気で、こういう結果に」

 浦和レッズは4月25日のJ1百年構想リーグ第12節で横浜F・マリノスに2-3で競り負けた。これで90分では7試合連続の勝利なしで、PK負け2つを含む“7連敗”となった。なかなか結果が出てこないなか、DF石原広教は「矢印を色々なところに向けすぎないのは大事」だと話している。

 浦和は開幕5試合で勝ち点10と悪くないスタートを切ったが、3月14日の第6節東京ヴェルディ戦からの7試合で積み上げた勝ち点はわずか2ポイント。1か月半ほど勝利から見放される苦しい時期を過ごしている。そのなかでこの日は先制点まで奪われたが、リバウンドメンタリティーを見せる同点ゴールを奪った。

 失点から7分後の前半28分、右サイドで石原が縦につけるとFW肥田野蓮治が流れてきてキープ。そこに駆け上がってきた石原がフォローすると、クロスをMF金子拓郎が頭で決めた。アシストの石原は「形を出せて、そこからしっかり点を取れた。流れからの得点がなかなか少なかったので、それは一つ良かった」と話した。

 しかし後半、立ち上がりの決定機を逃した浦和はセットプレーの二次攻撃から失点し、さらにカウンターから3点目を奪われた。3点目の場面で石原は必死に帰陣するも及ばず芝生を叩いて悔しがった。その後に浦和はオウンゴールで1点を返すも及ばずに敗れた。

 もちろん失点場面を含め甘さが出てしまう場面があるとはいえ、全体的に見れば選手たちの「頑張り」と言える部分は端々に感じられるゲームだった。それだけに石原は「チームで一体感を持ってやろうと話して、一人一人がミスをミスにしないように全員で走って戦うことをしっかりみんなで共有して入って、いい時間もありましたし、選手の気持ちは出せた試合だったと思います。だけど、今のこういう状況というか流れというか、どうしたらいいか分からないみたいな雰囲気で、こういう結果になってしまうので、難しい状況かなと思います」と思いを話した。

 一方で、湘南ベルマーレ時代も含め残留争いなど苦しい時期の経験を持つ石原は、それを踏まえて「矢印を色々なところに向けすぎないのは大事だと思います。日頃の練習からもそうですけど、誰かのせいにしたり、ミスに対して自分に矢印を向けないとか、もちろんこのチームはならないと思いますけど、そういうふうになったら本当に終わりだと思う。そこはしっかりまとめていかなきゃいけない」としている。

 そのうえで「それぞれ実績がある選手がいるチームなので、こういう状況はなかなかないと思いますけど、バラバラになっちゃいけないタイミングがあるので、若い選手がチームを盛り上げられるように、そういう方向に持っていけるように中堅の選手たちが率先して声をかけていきたい」と、チームが大切にすべきことを話した。

 この日はゴールデンウイークに組まれた5連戦の初戦であり、ここからは中3日または中2日で試合が続く。ピッチ上のトレーニングで立て直す時間を確保するのが難しいだけに、連敗中の苦しいなかにあって少なくとも精神的な部分でチームが空中分解することだけは避けなければならない。主将のMF渡邊凌磨だけでなく、石原も含めた経験を持つ中堅世代の働きかけも重要なものになりそうだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング