鹿島は「去年との違い感じる」 明暗分かれた柏…副主将DFが指摘「僕らも参考にしなきゃいけない」

鹿島に0-1で敗れた柏DF古賀太陽が言及
柏レイソルは4月24日のJ1百年構想リーグで鹿島アントラーズとホームで対戦し、0-1で敗れた。昨季、シーズン最後まで優勝を争った両チームの激突は、平日のナイターにもかかわらず13,132人と超満員になったが、柏はホームのサポーターに勝利を届けることができず、今季8敗目を喫した。
昨季の対戦では柏が圧倒的に多くのチャンスをつくりながらも、決定機を生かす力で鹿島に競り負けた。しかし、今回の対戦では鹿島も多くのチャンスをつくり、鬼木達監督が率いた川崎フロンターレが見せていたようなパスワークがでるような場面もあった。
見るものには、鹿島が勝ちながら大きな成長を遂げているという印象を強く感じさせたが、ピッチに立っていた柏のDF古賀太陽も「去年との違いは、やっていても感じます」と、ピッチ内で鹿島の進化を感じたと口にした。
「本当に、いろんなことができるようになっています。ビルドアップして、前進しながらハーフウェー(ラインを)越えてくることもできますし、それにこだわらず長いボールで前進することも選べる。本当にそこは、前線のタレントも含めてやれることの幅が広いなと今日、やっていても感じました。僕らも(長いボールもあるから)コンパクトに守りづらいというか。局面、局面で1対1をつくられる状況になって、そこの1対1で上回れると一気にピンチになるみたいな戦い方は、徹底していたと思います。そこは、この半年間で積み上げてきたなというのは、あらためて感じた気がします」と、鹿島と対戦するなかで感じた難しさを語った。
試合内容としては、柏も多くのチャンスを作っていた。FW鈴木優磨は「めっちゃきつかった。やっぱり押し込まれると、上手いので」と言い、DF濃野公人も「柏さんの攻撃は本当に多彩ですし、次から次へといろんな攻撃が出てくる」と、10チーム中8位に沈んでいる柏の強さについて口にしている。
互角の展開の試合をしても、なぜ勝てないか。「鹿島もGKからボールを動かそうとしていましたし、そこのクオリティはあります。ただ今日、僕らが喫した失点のように、必要以上にリスクは負わないやり方なのかなとは思っています。ビルドアップ時に引っかかったボールがそのままカウンターになってチャンスになるというシーンは、僕らと比べて鹿島は少ないような気がする。そこの使い分けがうまいですし、時間帯によっての戦い方も違うでしょうし、時間のかけ方、選ぶものも、必要以上にリスクを負わないことは徹底していると感じました」と、古賀は口にした。
特に鹿島の選手は、日本人選手にも欧州でプレーしていた選手が多く、個の力が高い。それゆえに、そもそもリスクとなるプレーの基準が高いことも大きいだろう。そうした個の力に大きな差はあるにせよ、柏が鹿島から学べることはあるはずだ。
「僕らはGKから前進することに意識がいきすぎて、前線に人が少ないとか、シャドーの選手が降りてきてボールに関わってきて、ゴール前に人が足りていないことも起きがち。それが鹿島の場合は起きない。前線に選手が残っていて、そこで時間を作りながら前進が出来ている。そこの使い分けは、僕らも参考にしなきゃいけない部分はあると思いますし、一番効率の良い戦い方をしているのかなというのは感じるので。自分たちから崩れることはない。そこがどっしり構えながらやれている強さの理由かなと思うので。同じ事をやるわけではないと思いますが、本当に参考にできる部分は多くあるんじゃないかなと思います」と古賀は言い、リーグ戦では23年4月の対戦以降は勝利がなく、直近は4連敗中の王者との対戦から、自分たちの成長につなげられるヒントを得た。
(河合 拓 / Taku Kawai)






















