逸材18歳を襲った怪我…発想転換で「強くなれる時間」 無駄ではなかった“肉体改造”

横浜FMの浅田大翔「筋トレだったり、そういったところで力強くなってきている」
横浜F・マリノスは4月25日、J1百年構想リーグ第12節で浦和レッズと対戦する。チームは3連敗中と重苦しい雰囲気も漂うが、そのなかでも救世主となりうる存在が18歳のFW浅田大翔だ。キャンプ最終日には左膝外側半月板損傷と人生初という怪我に見舞われたが、「強くなれる時間」と肉体改造に励んできた。
「時間は短いですけど、短い時間のなかでも結果を残せる選手が上に行くと思います。与えられた時間で自分がどれだけできるか、最後のチャンスもそうでしたけど、ああいうところに入っていって、相手の脅威になっていくことはできてきていると思うので、そこの質というのをもう一つ高めていきたいです」
18日にホームで行われたJ1百年構想リーグ第12節の川崎フロンターレ戦。後半36分、MFジョルディ・クルークスとの交代で投入される。短い出場時間に加え、本職ではない左ウイング。それでも後半アディショナルタイムに鋭い動き出しで、MF樋口有斗のパスが通っていれば1点という紙一重のシーンを作った。
「テヴィスがニアに行ったのが見えたので、そこのマイナスのところで。(樋口)有斗くんからパスが来てシュートというイメージでしたけど、あそこも紙一重だと思うので、もう一回合わせて次の試合に向けてやっていきたいです」
昨シーズン、当時のクラブ史上最年少となる17歳0か月16日でトップチーム昇格(今年4月1日にMF三井寺眞が16歳0日に更新)。昨年11月にカタールで開催されたU-17ワールドカップでは、廣山ジャパンのエースとしてベスト8進出にも貢献した。プロ2年目に意気揚々と突入した矢先、アクシデントが襲った。
「キャンプの最終日に怪我してしまってもったいなかったですけど、その間にできることはやってきました。筋トレだったり、そういったところで力強くなってきていると思うので、そういった部分は無駄じゃなかったと思います。そういったところでやってきた力強さというのを、試合で出せればと思います」
春季キャンプの最終日、左膝を負傷。宮崎県内の病院で検査を受け、左膝外側半月板損傷で全治6週間の見込みと診断された。復帰までに時間のかかる怪我は人生で初めて。もちろんショックはあったが、同じタイミングでリハビリをしていたDF松原健やGK朴一圭らに励まされ、立ち直ることができたと明かす。
「もう本当に『もったいない時間』だなと最初は思っていたんですけど、やりながらそこが選手として『強くなれる時間』だなというのは理解できました。すぐに切り替えて、まだまだサッカー人生は長いですし、これからに向けてしっかりといいリハビリになったかなと思います」
実際、昨年よりも一回り大きくなった体で、川崎のディフェンス陣を相手にもフィジカル勝負で負けていなかった。カウンターのピンチでもしっかりとプレスバックするなど、J1の舞台でもインテンシティで通用することを証明した。
「自分が監督に見せられれば、出場時間は増えていくと思います。出た時間でどれだけ自分の特徴を出して、点を取れるかですけど。きょう短い時間でしたけど、そこをやらないといけなかったと思いますし、まだまだやれることがあると思うので、もう一回振り返って次の試合に向けていい準備をしたいです」
この試合では、同世代でもある川崎のMF長璃喜も同じピッチに立った。高体連のライバル達も続々とプロ入りしてきたが、「本当に負けちゃダメだとは思いますけど、やっぱり上の選手と勝負して、どんどん食い込んでいく存在になりたいです」と浅田。トリコロールを愛する18歳は、さらに上を見据えている。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)






















