J名門を半年で電撃解任「不一致があった」 クラブへ感謝…当時の苦悩回想「十分な戦力が整わず」

元横浜FM監督のキューウェル氏が母国インタビューで言及
かつてJ1の横浜F・マリノスを率いたハリー・キューウェル氏が、日本での挑戦と電撃解任の舞台裏について自身の見解を明かした。オーストラリアメディア「Football360」が報じている。
2024年7月に横浜FMの指揮官を解任された同氏は、現在ベトナム1部ハノイFCの監督を務めており、新たな環境での日々を過ごしている。横浜FMでは、アンジェ・ポステコグルー氏やケヴィン・マスカット氏といった同郷の指揮官たちが築いた攻撃的サッカーを継承。アジアチャンピオンズリーグ(ACL)ではクラブ史上初の決勝進出を果たしたが、リーグ戦での成績不振が響き、就任からわずか半年でクラブを去ることになった。キューウェル氏は当時の状況を振り返り、期待値と現実のギャップに苦しんでいたことを示唆している。
取材に応じたキューウェル氏は、横浜FMについて「マリノスは素晴らしいクラブであり、リーグ戦で競い合い、ACLでも次のステップに進みたいと考えていた」と言及。一方で「J1リーグとACLの両方で戦い抜くための十分な戦力が整っていなかった。ACLを戦った後は、どうしても苦戦を強いられた」と、過酷なスケジュールに対する選手層の不足を指摘した。
さらに、クラブ側とのビジョンの相違についても触れている。「期待されていたことと、実際に利用可能なリソースの間に不一致があることがあった。それはどのコーチもキャリアのどこかで経験することだと思う」と吐露。自身の構想と現場の状況が噛み合わなかったことへの葛藤を明かした。それでも「はっきりさせておきたいが、私はマリノスでの時間を心から愛していたし、日本のリーグは私がこれまで働いた中で最も競争力のあるリーグの一つだった」と、Jリーグのレベルの高さを称賛している。
現在はベトナムで再起を期すキューウェル氏は、横浜FMでの経験を糧にさらなる成長を目指しているようだ。現役時代にリバプールなどで活躍した伝説的ストライカーは、日本で味わった酸いも甘いも自身の指導者キャリアにおける重要なプロセスとして受け止めている。
(FOOTBALL ZONE編集部)






















