浦和スコルジャ監督「厳しい状況」 主力出場停止…優勝絶望的も「できるだけ良い順位を」

浦和のマチェイ・スコルジャ監督【写真:徳原隆元】
浦和のマチェイ・スコルジャ監督【写真:徳原隆元】

スコルジャ監督「常に次の試合に勝つという目標を持って戦っています」

 浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は、4月23日のトレーニング後に定例のオンライン会見を実施した。現状の課題と打破について「試合の最後の4分の1のことについては、最初の4分の1から意識して戦わなければいけません」と話している。

 浦和の今季は11試合を終え3勝、3PK負け、5敗の成績が残っている。その5敗のうち4敗はラスト10分で決勝点を奪われたものであり、3PK負けも全て追いつかれたものだ。今季に向けよりフィールドポジションを前に出すため、ハイプレスにも取り組んできた。しかしながら、その代償と言える点として後半の半ばから減退が目立つことが顕著にある。

 この状況についてスコルジャ監督は「特に後半や終盤に苦しんでいること。難しい時間こそポゼッションすることが改善点だと思います」と話す。そして、0-1で敗れた鹿島アントラーズ戦を例に挙げ「試合の決定的な場面での判断も重要です。しっかり責任を持って王道すべきです。鹿島戦の失点にもそのような場面がありました。その終盤の決意も重要です。自らへの要求を高めてやらないといけません」とした。さらに試合の最後の4分の1ほどの時間帯に苦しんでいるなか、その時間帯を迎える前のプレーとの兼ね合いについて「両方が重要です」と話している。

 そのうえで指揮官は「試合の最後の4分の1のことについては、最初の4分の1から意識して戦わなければいけません。今のところ、新たなプレスの掛け方をしています。4-4-2からマンツーマンへの移行、あるいはその反対のところで苦しんでいます。そこのタイミングのところだと思います。そして、そこでミスが生まれていますけど、前半の内はまだそれを体力でカバーできます。後半に入ると疲れにより、効果的でない状況からミスが生まれ、体力ではカバーできない状況が生まれると思います」と話した。

 今週末の4月25日に行われる横浜F・マリノス戦では主力MFマテウス・サヴィオが累積警告により出場停止に。スコルジャ監督が「厳しい状況です。誰を使うのがベストなのか考えています。昨日の戦術練習ではいくつかのオプションを試しました。明日の戦術練習で最後に決めたいと思います」と話すなかで、MF渡邊凌磨の左サイドへのシフトと2トップの採用も選択肢として浮上するだろう。

 そのうえで、FW小森飛絢、FW松尾佑介、MFサミュエル・グスタフソンといった負傷離脱中の主力に関しては、5月9日の水戸ホーリーホック戦までの連戦の間に復帰することへの希望を述べた。すでに優勝の可能性を口にできる状況ではなく「常に次の試合に勝つという目標を持って戦っています。それにより、可能な限り良い結果につなげたいと思います。各試合の良い結果、できるだけ良い順位を目指します」と指揮官が話しているチームだが、こうした分かりやすい目標がなくなりつつあるなかで、どれだけチームの一体感を維持できるかも焦点になりそうだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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