驚愕の55秒弾「世界でそうそういない」 代表OBも絶賛…“特異能力”は「森保さんも評価している」

【専門家の目|太田宏介】セルティックFW前田大然がキックオフ55秒で先制弾
スコットランド1部セルティックに所属する日本代表FW前田大然は現地時間4月19日のスコティッシュ・カップ準決勝のセント・ミレン戦に先発出場。開始からわずか55秒で決めた一撃を元日本代表DF太田宏介氏が注目している。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)
【PR】ABEMA de DAZN、2/6開幕『明治安田Jリーグ百年構想リーグ』全試合生配信!毎節厳選6試合は無料!
◇ ◇ ◇
韋駄天のスピードスターがキックオフ直後に見せた。キックオフしたボールを後方に戻した相手に対し、前田は猛烈なプレッシングをかけた。GKライアン・マレンのトラップが乱れ、慌ててボールを大きく蹴ろうとしたが、そこに前田が素早く寄せる。前田がスライディングをするとマレンが蹴ったボールが当たりボールは無人のゴールへと吸い込まれた。
「開始早々のプレーでしたけど、前田選手は90分これをできますからね。あれをできる人は世界でそうそういないです。あの献身性と、スプリント能力、そしてスピードがもろに出た一撃だったと思いますし、カップ戦準決勝の開始1分以内に先制点を取れたのはチームとしても、非常に大きかった。結果的に6対2で勝ってますからね」
前田は、延長前半12分にもハイプレスから相手のボールを奪って、チームの6点目をお膳立て。1ゴール1アシストで勝利に貢献しており、「試合終盤まで運動量落とさずに、あのプレーができている。しかも点も取れる。化け物ですね」と太田氏は驚嘆する。
「自分の中でいける距離感があると思うんです。相手目線からしたら怖いです。自分がつないでいる時に、前田選手が追ってくるのが見えたらシンプルにもう蹴りたくなっちゃいますね。ただただすごいですねあの献身性は。分かってはいても剥がせないし、しかもあれを繰り返せる選手なので、素晴らしいゴール、素晴らしいシーンでしたね」
代表において継続的に招集はされているものの、スタメン定着とはいかず。それでも左のシャドーやWBで持ち前のスピードを生かしたプレーを見せいる。
「なかなか代表の中で決まったポジションはないものの、前線どこでもプレーできる。かつ、相手をチェイシングで追っていく、限定していくところは、多分森保さんの中でもすごく評価が高いと思います。点取りたい時もそうだし、守り切りたい時もそうだし、具体的に監督のオーダーに対してしっかり遂行できる選手なので、使い方が多種多様。ワールドカップは確実に入ってくるんでしょうね。ベンチにいると非常に頼もしい選手だと思います」
28歳の前田はW杯の舞台でも持ち前のスピードで、チームを勢いをもたらすことでできるのか、活躍に期待がかかる。

太田宏介
太田宏介(おおた・こうすけ)/1987年7月23日生まれ。東京都出身。FC町田―麻布大学附属渕野辺高―横浜FC―清水エスパルス―FC東京―フィテッセ(オランダ)―FC東京―名古屋―パース・グローリー(オーストラリア)―町田。Jリーグ通算348試合11得点、日本代表通算7試合0得点。左足から繰り出す高精度のキックで、攻撃的サイドバックとして活躍した。明るいキャラクターと豊富な経験を生かし、引退後は出身地のJクラブ町田のアンバサダーに就任。全国各地で無償のサッカー教室を開校するなど、現在は事業を通しサッカー界への“恩返し”を行っている。




















