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試合中に針を刺す凶行、自ら衝撃の犯行声明! アルゼンチン人DFが相手FWへの嫌がらせで解雇

パシフィコDFアレンデが「やっつけてやった」と明かし、クラブ会長は解雇通告
試合中に相手ストライカーへの嫌がらせで、針を突き立てる異常行動に出たアルゼンチン人DFが解雇される騒動が起きた。地元紙「クラリン」が報じている。
事件が起きたのは、11日の国内カップ戦コパ・アルヘンティーナ32強の名門エストゥディアンテス対4部スポルト・クラブ・パシフィコ戦だった。パシフィコDFフェデリコ・アレンデは試合中に元U-20コロンビア代表FWフアン・フェルニー・オテロに凶行に及んでいたという。
「アレンデは自分を4度も針で突いてきた。だから、彼から離れたんだ。彼が使っていたのは縫い針のようだった。(チームメートの)ハビ・トレドにも気をつけろ、と言ったんだ。彼はさほど被害を受けずにすんだ。レフェリーには何度も言ったれど、聞き入れてもらえなかったんだ」
オテロはこう恐怖を振り返った。マーカーの隠し持っていた針で何度も刺されていたというが、ルイス・アルバレス主審はピッチ上での傷害事件に聞く耳を持たなかったという。
アレンデ自身も地元ラジオ局で衝撃の犯行声明に出ている。
「オテロをやっつけてやった。彼は私を憎むだろうが、フットボールはこういうものなんだ。相手へのリスペクトを捨てなければいけない」
全く悪びれる様子もないアレンデに、パシフィコのエクトル・モンカダ会長は解雇通告に出ている。「我々は困惑している。チームの仕事ぶりを損なう事件だ。私は彼をクラブから追放する。くだらないジョークじゃなく、後味の悪さを残した。監督のアンドレス・ビジャファネも追放に同意してくれた。最終決定は取締役会で決まるが……」と語ったという。
異常行動に出たストッパーは縫い針での凶行で、追放処分という代償を支払うことになった。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images