失点数が激減「やられる気がしない」 首位と勝ち点並び…選手も手応え「それくらいのチームだと」

FC東京の佐藤恵允(左)と室屋成【写真:増田美咲】
FC東京の佐藤恵允(左)と室屋成【写真:増田美咲】

FC東京は横浜FMに3-1で勝利

 FC東京は4月11日のJ1百年構想リーグ第10節で横浜F・マリノスから3-1の勝利を挙げて、勝ち点23で消化試合数が2少ない首位の鹿島アントラーズと並んだ。首位争いができている今季のFC東京だが、その要因となっているのが、リーグ最少2位の失点数。昨季は失点数48で下から8番目で、横浜FM戦でも1失点したが、ここまで3試合連続で無失点だった。

 この試合に右サイドハーフで先発して先制点を記録したMF佐藤恵允は「守備は本当に強度が上がったんじゃないですか。周りから見ていても分かるかと思いますけど、押し込まれていてもみんなで体を張って、シュートコースに体を投げ出して切っているシーンも多いし、去年と比べて本当にみんなで守っている感覚があります」と、手応えを口にした。

 この佐藤と右サイドで縦に並び、好連係を見せているのがDF室屋成だ。この試合でも堅守に加えて圧巻の運動量でたびたび攻撃参加に出ていた室屋とのコンビについて佐藤恵は「本当にやられる気がしないので、オレら右サイドは。信頼し合っています」と、自信を見せる。

 横浜FM戦では特に前に出てくる相手をうまく引き出して、佐藤、室屋のどちらかが飛び出していき、ロングカウンターからチャンスを作る場面が目立った。「マリノスはいつもラインが高いので、2列目から自分が飛び出したり、時には恵允が飛び出したり、背後というのは常に意識していました。それがうまくいって良かったです」と、手応えを口にした。

 後半15分には佐藤の縦パスから室屋が決定機をつかんだ場面もあったが、シュートを打たずに横パスを出した。これを受けたMF遠藤渓太がシュートを外してしまい、決定機をいかせない場面もあった。佐藤は笑いながら「あそこだけは自分で打って欲しかった」と注文を付けたが、室屋もまた「自分でも打てたかなと思うんですけど…。打てば良かったです」と反省した。

 それでも、守備面には佐藤同様に自信を持っている。昨年5月に5年ぶりにFC東京に復帰した室屋は「特に今シーズン、守備は常に安定しています。今日は失点してしまいましたが、無失点で終えているゲームも凄く多いですし、そこは自分たちの強さだと思うので、それは継続したいと思います」と守備力が付いたと言い、「ディフェンスラインだけじゃなくて、全員がハードワークして最後の寄せるとこであったりを意識していることだと思います。難しい試合でも0-0の時間をしっかり耐えられる固さがあると思うので。チャンスクリエイトも多いので、もっと得点にもつなげられればなと思います」と、失点の少なさを維持しつつ、ゴール数を増やしたいと語った。

 優勝争いをするクラブのキャプテンを務めている室屋は、「鹿島とのポイント差は離れていますし、本当に勝ち点を落とせない状況のなかで自分たちはやっているので。本当に1試合1試合大切に戦っていきたい。町田戦のあとの自分たちのメンタリティの強さ、そういったものをしっかり見せられたと思います。毎週試合はくるので、しっかり準備したいと思います」と、気を引き締める。その一方で「自分たちがしっかり自信を持ってプレーすることさえできれば、すべてのチームに対して勝ち点3を獲れる。それくらいのチームだと思っています」と、チームが積み重ねてきたものに自信を示し、ミックスゾーンを後にした。

(河合 拓 / Taku Kawai)



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