投げ飛ばし→ゴール判定「僕は支持します」 OFRも取り消さず…審判委員会「ボールを見るのが大原則」

東京V×町田で生まれたゴールに見解
日本サッカー協会(JFA)審判委員会は、4月8日にレフェリーブリーフィングを実施した。主に百年構想リーグでの判定に関する説明がされる中で、2月21日に行われたJ1の東地区第3節、東京ヴェルディとFC町田ゼルビア戦のものが取り上げられた。
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このゲームではいくつかのプレーと判定に対して話題になったが、最初に取り上げられたのは町田のMF相馬勇紀のタックルだった。前半7分に相馬が東京VのFW松橋優安に対し、後方から足を捻じ込むようにタックルした。試合中に池内明彦レフェリーはノーファウルのジャッジをしたが、ルーズボールを東京Vがキープした時に倒れている松橋の状態を確かめるために試合をストップして、ドロップボールでの再開としている。結果的に、このプレーで負傷した松橋は5分後に交代した。
現役時代に国際審判員を務めてワールドカップ(W杯)にもアポイントされた佐藤隆治JFA審判マネジャーは、この場面を「ノーファウルにしたが、ファウルとすべきだったもの」と分類。「レフェリーとしてはボールにプレーしているので反則ではないと判断している。ただしチャレンジの仕方、ボールに触れた時の相手選手に対するものがどうだったか。怪我をしたかどうかが議論の理由ではなく、チャレンジの方法。結果的に足を挟み込んでいったものがフェアチャレンジかというとそうではない。選手の安全を考えてもキチンと笛を吹くべき」と話した。
また、このゲームの後半35分に町田のDF中山雄太が決めたゴールシーンも話題になったプレーだった。この時は町田のコーナーキックで、東京VのMF森田晃樹のマークを受けた中山が投げ飛ばすように振り払ってゴールを決めた。池内レフェリーはゴールを認め、中山にファウルの可能性があるとしたビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入でオンフィールドレビューが行われるも、そのままゴール判定になった。
このプレーについて質問が出ると、佐藤マネジャーは「レフェリーとしては、ヴェルディの選手もホールディングをしていると。行為の大小ではなく、同じタイミングで手を使っているということで判定を変えなかった。僕はそれを支持します」と話した。
また、この時に森田がボールに背を向けて中山を捕まえていたことも判定の要素にあるかを問われた佐藤マネジャーは「主審からすると、そこは気になったと思います。ボールを見るのが大原則で、ヨーロッパのレフェリーもよくコーナーキックの時に『ボールを見なさい』と選手に強く指示しているのを見かけます。それは、ボールを見ている中での接触はサッカーの中で起こり得る範疇になりますが、最初からボールを見ずに相手を抑えるのが本当にサッカーかと考えた時に、その要素もあると思います」と話した。
この試合は結果的に2-2からのPK戦の末に東京Vが勝利したが、議論に上がる判定がいくつか存在するものになっていた。
















